晴耕雨読 -田野 登-

大阪のマチを歩いてて、空を見上げる。モクモク沸き立つ雲。
そんなとき、空の片隅にみつけた高い空。透けた雲、そっと走る風。
ふとよぎる何かの予感。内なる小宇宙から外なる広い世界に向けて。


テーマ:

本ブログは、前回に引き続き
2017年11月4日、上海で都市民俗学シンポジウムにおいて
島村恭則氏(関西学院大学社会学部教授)による
基調報告「都市民俗学の消長―日本の場合―」を
私的な関心から紹介するものです。

 

島村報告《4 内省型都市民俗学》に
拙著2007年『水都大阪の民俗誌』和泉書院を
紹介しています。

 

拙著は、
國學院大學に2005年春に提出した博士論文
「水都大阪をめぐる都市民俗学」に
基づくものです。
《15 野里の岩見重太郎伝説
:住吉神社一夜官女祭の伝承》は、
追加しました。

 

ところが出版する段に至って
書名を『水都大阪の民俗誌』とし、
「都市民俗学」を伏せました。
その理由は、

学位論文審査報告書(2005年7月)に
概念規定などの検討の指摘を受けた上で、
「具体的な都市の民俗事象を見出し、
民俗誌としてまとめえた」と
評された点を勘案したからです。

 

ボクの研究は「都市民俗学」になり得ず
「都市の民俗誌」なんやと理解しました。
有り体に云えば、雑多な事象を
各章に《概要》を記述して、
体系化しようと努めたのが
『水都大阪の民俗誌』なのです。

 

構成を3編10章としました。
 第一編 大阪の都市民俗誌研究の領域:2章
 第二編 水都大阪の民俗誌:5章
  第三編 「大阪」をめぐる都市民俗研究史:3章

 

前回、記しましたように対象とする民俗事象の領域を
広く「大阪」に設定しました。

この場合の「大阪」は、
通時的(歴史的)には近世に溯ります。
それは、
《第一編 大阪の都市民俗誌研究の領域》に宛てました。
共時的(場所的)には、
現在の大阪市域(一部、池田市域)に亘ります。
それは、
《第二編 水都大阪の民俗誌》に宛てました。

 

写真図   拙著2007年『水都大阪の民俗誌』和泉書院のチラシ裏

島村報告に「多くの研究課題を発見し…」と
挙げられたのは、
通時的(歴史的)、共時的(場所的)に
記述した民俗事象を指すものと推察します。
次回は通時的(歴史的)記述を取りあげます。

 

究会代表
『大春秋』編集委員 田野 登

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

田夫野人(田野 登)さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。