瓦屋の浜納屋探訪(1) | 晴耕雨読 -田野 登-

晴耕雨読 -田野 登-

大阪のマチを歩いてて、空を見上げる。モクモク沸き立つ雲。
そんなとき、空の片隅にみつけた高い空。透けた雲、そっと走る風。
ふとよぎる何かの予感。内なる小宇宙から外なる広い世界に向けて。

5月18日(月)まちあるき講座で
尻無川右岸の瓦屋の浜納屋を訪ねました。
早速、コーディネーターの
浜田容子氏から報告をいただきましたので
紹介します。


●5月18日、尻無川コースを
 田野先生の案内で歩きました。
 主催は大阪市コミュニティ協会港区支部協議会、
 私はコーディネーターを務めました。
 参加者は15名です。
 みなと通りを南西に歩き
 市岡パラダイス跡や一岡ビルディング跡、
 今は想像も出来ない街並ですが、
 先生のご持参いただいた写真で
 遠い昔の風景を想像してみます。
 廃線跡、甚兵衛渡船場、
 浜納屋(はまなや)を見ました。
 瓦の産地「淡路島」から海を渡り、
 水揚げをしていました。
 協議会のご好意で、
 浜納屋の中を見せていただき
 突然のことでしたが、
 貴重な体験をさせていただきました。
 こういったハプニングは嬉しいものです。


以下、田野による書き込み。
ボク自身、浜納屋を見学させていただけるのは
当日聞かされ、願ってもないこととはいえ、
戸惑いました。


小雨が降ったり止んだりです。
甚兵衛渡船場から先は
例の尻無川右岸の防潮堤上を
対向車に注意しながら一列縦隊で
歩きました。
幸いなことに参加者は健脚の方ばかりで
ひたすら京セラドーム大阪方面めざして
歩きました。


そこで浜納屋の所有者の方と
現場で落ち合いました。
開口一番、
「ここの倉庫は今でも使っておられるのですか?」でした。
お答えは
予想通りでした。


ガイドをそっちのけで
聞き書き調査モードに突入しました。
1時半から3時半の、マチ歩きの
予定時間を気にしながらも
いつものボクになっていました。

次回に調査報告を載せます。


究会代表 田野 登