次男が 一人暮らしを始めるまで
あと数日

なんとなく感無量になるのか
最近は よく
自分からハグしてきます

「今まで 本当にありがとう」とかって

子供が小さかった頃の
ほっぺチューも
大きくなってからの 無理やりハグも(笑)

私からの一方的な行為だったのに
これからは もう 
一緒に暮らす事はないと思うと
次男の方から したくなるみたいです

気持ちを込めすぎて
次男は ハグしたまま離れない

「いや、別に 
お母さん 死ぬワケじゃないから(笑) 」

とかって はぐらかしながら
次男を離します

だって 感傷的な気持ちに浸っていたら
本当に 泣きそうになるから

確かに 死ぬワケじゃないけど
なんだかんだ言っても
一緒に暮らすのは これが最後でしょう

何でもそうですよね
始まりがあれば 終わりがある

初めて この子に作った離乳食は
何だったろう 

そして この子とこの家で
最後に食べる食事は何だろう とか

最近は よく
次男のことを考えます

本当に 手のかからない子供でした

私が 夫婦の問題や
長男のことで余裕がなかったので

いつも お利口さんの次男に
シワ寄せがいってました

それを嫌な顔もせずに
受け止めてくれて

食事は 
好き嫌いを言わなかったし

宿題は ほっといても
ちゃんと済ませて

私が 頼んだお手伝いは
精一杯 やってくれて

学校の先生には 
いつも褒められていました

親としては 助かっていましたが
大きくなってから
私の負担を減らすために
無理して"良い子"でいてくれた事を
聞かされて

それ以来 過去を振り返ると
申し訳ないという
苦い思いが込み上げてきます

穏やかな温かい家庭だったら
もっと その子らしく育ったでしょう

本当に 自分は 
半人前以下の親だったと反省しています

それでも こうして
感謝の気持ちだけを残して 
巣立ってくれるのは ありがたいことです

これからは
朝起きても 仕事から帰って来ても
温かい食事は出てきません

でも それには替えられない
独立するワクワク感 解放された気楽さが
待っていると思います

今朝は 一人暮らし用に買った
小さな炊飯器で 
ご飯を炊く練習をして

炊けたついでに 
鮭おにぎりとお味噌汁 サラダで
簡単な朝食を作るから任せて
と 言われました

いやー 嬉しいですね!

座ってると朝食が出てくるのは
初めてです(笑)

不思議ですよね
人が作ってくれた物って
何でも美味しいです

お料理が超初心者の次男は
これで お味噌汁とおにぎりをクリア

男の一人暮らしは
食事が 一番大変です

冷蔵庫にあるもので何を作るか
そんなことも
楽しみの一つになってくれればと
思っています