ボランチの守備

今回は、ディフェンスの時の話です。

ボランチの選手の守備力は、そのままチームの守備力に直結します。

つまり、あなたはしっかりとした守備力を身につける必要があるということです。

なぜなら、ボランチの選手が一番ボールを奪いに行けるポジションだからです。

「いや、それはセンターバックの選手でしょ」

と思ったあなた。

気持ちはわかります。

確かに、最後はセンターバックの選手が止めることも多いですし、

センターバックの選手こそディフェンスの要と言っていいでしょう。

しかし、逆に言えばセンターバックの選手というのは

最後の砦とも言えるわけです。

突破されたら終わり、、、

なので、センターバックの選手は、ボールを奪うことよりも

突破されないことに重点を置いて守備をします。

そう考えると、センターバックの選手より一つ前のポジションにいる

あなたの方がボールを奪いに行ける選手というわけです。

それに、ボランチの選手がボールを奪った方が、そのまま

攻撃にもつながるのでカウンターのチャンスが大きくなります。

というわけで、ボランチの選手の守備力はチームにとって

非常に重要な要素であるということです。

では、ボランチの選手の守備といえば、、、

スペースを埋めたり、

カバーリングをしたり、

パスコースを限定したり、

とその場の状況によって、様々な守備のやり方があり、

どれも重要な要素ですが

今回は、一番シンプルなボールの奪い方について説明します。

結局、守備の目的はボールを奪うことですので、

ボールを奪う力が、一番重要な能力と言ってもいいでしょう。

では、ボールを奪う時のポイントとはなんでしょう。

まず、大切になってくるのがポジショニングです。

20秒でボールを奪われなくなる

こちらで、お話したようにボールを受ける時には

相手との距離感が近すぎると奪われやすくなります。

では、逆に守備の時にはこちらが相手の近くにいればいいわけです。

しかし、ボランチの選手が一人の選手にずっとくっついてマークしている

わけにも行きません。

となると、最適なポジションとはどこでしょうか。

それは、

相手がボールを受けたらすぐにプレッシャーをかけれる。

かつ、危険なスペースを埋められるような位置です。

さあ、相手がボールを受けてあなたがプレッシャーをかけます。

その時に、まずあなたが狙うべきなのがトラップしてボールを止めた瞬間です。

ボランチのあなたが、ボールを置くべき位置

こちらに関しても、ボールを奪われないためにはトラップが大切だという

お話をしています。

そうです。逆にこちらがトラップの瞬間を狙えばいいわけです。

ここまで、見てみるとなんとなくわかると思いますが、

要は、逆のことをすればいいわけです。

自分が攻撃の時にされて嫌なこと。

それを、守備の時にはあなたが相手にしてやればいいということです。

結局はこれに尽きます。

では、あなたがボールを受ける時、ボールを受けて前を向いた時

どんな守備をされると嫌ですか？

過去にボールを奪われたこと。

実際に試合中にやりづらいなと感じた相手選手の守備。

具体的な場面を思い出して見ましょう。

今すぐ、目をつぶって考えて見てください。

素早く寄せてきてプレッシャーをかけてくる選手

しつこくボールを奪いにくる選手

やっぱり、一番嫌なのはボールを奪いにくる選手ではないですか？

今度は、あなたが相手にとって嫌な選手になる番です。

ボランチこそ守備のキーマン