谷曜一朗
 
 
 
幼少期の頃から、「天才」と言われ続けてきた柿谷曜一朗選手。
 
 
 
 
4歳からC大阪の下部組織で育ち、
16歳の時にクラブ史上最年少でのプロ契約を結びます。
 
 
 
 
U-17アジア選手権では、チームで唯一のプロ選手として出場。
中心選手として日本を優勝に導き、MVPを獲得。
 
 
 
 
「いずれは日本を背負う選手」と言われ、
同期入団の香川真司選手より、大きな期待を背負っていました。
 
 
 
 
 
しかし、柿谷選手は壁にぶち当たります。
 
 
 
 
 
同期入団の、香川選手が試合で活躍し、フル代表、海外移籍と
着実にステップアップしていく一方で、柿谷選手は結果を出せない
日々が続きます。
 
 
 
 
すると、これまで「天才」と言われ続けてきたプライドや、
期待されていたプレッシャーからか結果を出せない現実を
受け止められなくなり、生活態度の悪さが問題になり始めます。
 
 
 
 
 
過度な期待によるプレッシャーや、同期入団の香川選手
が活躍しているという焦りもあったのでしょう。
 
 
 
 
そして、しまいには無断遅刻を繰り返し、
それが当時のクルピ監督を激怒させ、
J2徳島への期限付き移籍を命じられました。
 
 
 
 
 
その後は、徳島で過ごした約2年半でプロ選手としての
自覚や、副将としてチームを引っ張っていく経験を通し、
生活態度は改善し、結果も出るようになりました。
 
 
 
 
 
 
そして、2012年にC大阪に復帰しその後の活躍は
ご存知のことでしょう。
 
 
 
 
 
 
そんな、繊細なメンタルを持っていた天才柿谷曜一朗選手の
僕の心に響いた自信の在り方についての、名言がこちらです。
(有名なので、知っている方も多いと思いますが)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『たとえ自分より上手い選手がいても、強がりでも過信でも
 いいから自分が一番だと思ってやってきた。
 その自信だけは絶対に失っちゃいけない。
 僕は今もそう思ってます』 
                  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
自分が一番」すごい自信ですね。
 
 
 
 
 
 
僕はずっと、過信するな!
と、指導者に言われてましたので、
この言葉を最初に見たときは衝撃的でしたね。
 
 
 
 
 
 
 
日本人の特徴として、謙虚な気持ちだったり、
相手をリスペクトする心というのが強い気がします。
 
 
 
 
 
そして、実際僕もそうでした。
悪いことでは、無いのですがそういった考えは
時に勝負の邪魔になってしまうこともあります。
 
 
 
 
 
しかし、この言葉と出会って何かが吹っ切れた
気がしました。
 
 
 
 
 
嘘でも、誤魔化しでもいいから自分に
自信を持つ。
それだけで、感じるプレッシャーを軽減できます。
 
 
 
あなたも、変にプレッシャーを感じていたり、
緊張してしまうことがあるのなら、
 
 
 
 
 
「自分が一番」
 
 
 
 
 
そう、思って見てはいかがですか。