短歌野郎のブログ


今日は香取信吾さんです。



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スフィンクスの謎

世界には二種類のスフィンクスがいる。ギリシャとエジプトに。

 これはギリシャのスフィンクスのお話。昔、テーペの郊外のピノキオンの山の頂上に一匹のスフィンクスが住んでいた。顔は乙女、胴体は獅子、翼を持っているという怪獣である。町近くの道端にある岩の上に座って、通りかかる旅人に向かって「朝は四本足で、昼は二本足、そして夕方は三本足で歩き、足の多いときほど弱い動物は何か?」と謎をかけた。そして答えられなかった者は食い殺した。勇士エーディプスが、「それは人間だ。赤ん坊のときは手足を使ってはい、成長すると二本足で歩き、老人になると杖をつくから足は三本となる」。見事に謎を解いたので、さしもの怪獣もがっかりして岩から身を投げて死んだという。    つづく