℃-ute - 悲しき雨降り/アダムとイブのジレンマ | So What?

So What?

どんなに忙しくても音楽の傍に居たいものです

やっとCDで聴いたわ。

今回、両A面だったわけですが、2曲ともキーがマイナーコードの曲を持ってきた。
正直、楽曲の勢いみたいなのは、娘。Berryz工房、スマイレージに一歩いや三歩ぐらい譲るレベル。℃-uteの勢いと力でなんとかなってる感。
高橋愛を中心に歌えるメンバーが揃ってたプラチナ期のモーニング娘。を思い返すまでもなく、つんく♂は歌えるユニットにマイナー調の楽曲を持ってくる率が高いんだよなあ。
んで、さらにマイナー曲だと、歌謡曲調の路線になる率が高く、さらに言うとつんく♂さん、この路線、打率低い気がする。今回も残念ながらふぅ~。
でも、前作より売れてるんだよ!個別握手ドーピング増やしたおかげだけどorz
でも集客は増えてるもんね。℃-uteすげえ!武道館2daysも瞬殺ですよ!℃-uteキテル?ジリリキテル?売れかけてる? それともそういう気分で上がってるだけ?
まあ9月10日、武道館に行けば確実にわかる。
売れて欲しいなあ。。。℃-uteを入口にしてハロプロ全体で盛り上がってほしいなあ。

「悲しき雨降り」は、キャッツアイみたいな80年代のアニメOP的な女性ボーカルものメロディをより泥臭く歌謡曲寄りにした感じ。微妙にルパンⅢ世入ってたり。
リズムとかリンドラム+ゲートリバーヴの音に置き換えたくなる。

「アダムとイブのジレンマ」も歌謡曲王道メロディ。
アレンジ頑張ってるし、ベースの音は腰入ってて好きなんだけど、メロディがメロディなんで全体的に新鮮味はないなあ。
チャレンジ曲は全部モーニング娘。に行っちゃってる感・・・orz

c/wの「誰にも内緒の恋しているの」は、メロコア系歌謡ロックベースの曲。かわいらしい曲ではあるんだけど、いまいち乗り切れないのは、微妙に力が無いドラムの音のせいだろうか。こういう曲はライブで化けることもあるんだけど、これに限っては化けなかった。なんかせわしなくサラっと終わる感じ・・・orz

さらに、c/wの「あったかい胸で包んで」
これだけが唯一のチャレンジ曲。メンバーがチャレンジしてるって意味で。℃-uteがボサノヴァ歌謡曲に挑戦と。オケ自体は打ち込みのタイム感のジャストさ加減とか平坦さとかボサノヴァな感じが全くしない"なんちゃってボサノヴァ"なんだけど、とにかくもボサノヴァ歌謡!
ハロプロでこういう味わいの曲って他にあるんすかねと思って検索したら結構あって笑ったw
中澤裕子姐さんの「クラクション」とか結構頑張ってますよ姐さん。
あと、太陽とシスコムーンの「沈黙」とか。これはボサノヴァいうよりジャズボッサか。
℃-uteのこれは、トラックについては特筆するようなとこは無いんだけど、ポイントは歌と歌詞!それとサビのメロディかな。
愛理と岡井ちゃんが競うようにこの表現にチャレンジしてるのが頼もしい。
この2人だけじゃなしに、マイマイもnkskちゃんも矢島さんもそれぞれの味わいが生きるパートをもらってる。この辺、つんく♂さん流石としか。
岡井ちゃん、こういう表現もできるようになったのかあと嬉しくなる。
あと歌詞な。
キメのとこで「ボサノヴァで愛して」とくる。
ボサノヴァで愛しててw!!
なんちゃってボサノヴァ曲のキメ台詞にこういう歌詞を持ってくるセンスがつんく♂(笑)
これを受け入れられるかられないかがハロプロを好きか嫌いかの分かれ目になるような気がしますw
俺は受け入れてしまった(笑)

℃-uteのシングル曲は自分的には、2010年の「Danceでバコーン」以降、良い作品ってのはあるけど、傑作と呼べる作品は無いんだよなあ正直なところ。アルバムにはあるんだけど・・・
前にも書いたけど、つんく♂は℃-uteについては迷いみたいなのがあるのかもしれんね。かと言って安易にメジャーコードの明るいアイドル曲を作りたくはないって気分も感じたり。

ここいらでどうかひとつ凄いのをお願いしたいんだけどなあ。





ついでに、中澤姐さんのと太シスのと、Berryz工房のも。




特筆すべきは、Berryz工房の「夢でドゥーアップ」
リズムパターンを少々拝借してるだけで全然ボサノヴァじゃないんだけど、すごく良いw
べりは良い曲貰ってるよなあ。うらやましいなあ。