℃-ute@よこすか芸術劇場 | So What?

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どんなに忙しくても音楽の傍に居たいものです

℃-ute concert tour 2011spring~超!超ワンダフルツアーは初日の中野に次いで2回目の参戦です。

仕事を終えて会場に着いたのは開演15分前。入場して物販をチェックするも岡井Tは売り切れでした。残念。
とりあえず、ロビーにポツンと置いてある募金箱に募金。かわいいスタッフの満面の笑みのお礼をいただき、即場内へ。今日も会場後にメンバーがロビーに出て募金してたようですね。

1曲目のMidnight Temptationはイントロから高まるわあ。その後鉄板のFOREVER LOVE、JUMP。冒頭からヒートアップせざるを得ない。前回同様、やはりJUMPをここでやってしまうというのは違和感が残ったんですが、ラストにJUMPという固定化を打破したいという気持ちもわかるんで、次に期待。
冒頭の衣装は、アルバムジャケットと同じなんですが、左足(素足)へのペイントのパターンが若干違ってて楽しませてくれます。今回は白黒で完全に塗りつぶしてました。

セットリストは中野で見たBパターンでなくAパターン。これはラッキー♪
ソロ曲がABで違ってて、Aパターンではなんと言っても幸せ感満載な「最高級のエンジョイGIRLS」を披露してくれるのが嬉しい♪ 愛理、舞がダンサーで、岡井ちゃんがソロで歌う。Aメロの歌いだしは原曲も岡井ちゃんなんで違和感は無いんだけど、この曲の幸せ感は全員で歌ってこそってとこもあるんだよな。出来れば全員歌唱で聴きたい曲。
舞ちゃんの「四月宣言」も良かった。この曲の歌詞は懐かしいフォークロックの味わいがあるんだけど、最年少の舞ちゃんなりに咀嚼して歌いこんでるように感じました。
舞美ソロは「EVERYDAY 絶好調!!」
この曲は、舞美に合った曲ですし、楽しいですわ。℃-uteの曲としては一番売れた曲なんじゃないかな。中島&萩原を従えたダンスもシュっとしてました。中島さんは勿論なんだけど、萩原舞ちゃんもかなりダンスにキレがあるよね。

後半のポイントは岡井ちゃんの生誕祝をファンが企画してやったとこかな。
ライブ常連のファン有志が、事前にダンドリを書いた紙と緑のサイリウムをロビーでお客さんに配ってまして、そのダンドリどおり実行となりました。
岡井ちゃんの持ち歌と言ってよい「僕らの輝き」が始まると、一斉に会場が岡井ちゃんのイメージカラーである緑色に染まり、さらには僕がいた3階席ではサイリウムで作ったHappy Birthdayの文字を掲げて盛り上がりました。
その後のブログによれば、岡井ちゃん感動して泣きそうになったのをこらえて歌ってたようで、無事成功してよかったなあと。

全体感ですが、音は中野の方が良かったように感じました。勝手知ったる箱だしこなれてるということなのかな。よこすか芸術劇場はクラシック向きの箱と思いますが、エンジニアは若干苦労したとこがあるかも。ボーカルの処理には、結構本番中も試行錯誤してる感がありました。ハウリングに気を遣ったりとか。リバーブの深さが曲調とは無関係に変わったり、ソロパートの歌いだしでボーカル音量が低かったりということが2,3回あったかな。

歌については、岡井ちゃんが絶好調。愛理は若干不調だったかも。舞美&舞は平常どおりという感じ。中島さんがやや不調かな。ダンスはいつもどおりだったと思う。岡井ちゃんは、今回肉付きがちょっと良くなってきてて(笑)ダンスまで丸っこく見えたけどね。

なんと言ってもハロプロのライブは「生歌」とダンスを普通に楽しむライブと思ってますんで、歌の調子の良し悪しは大事になります。プロですからコンディションはライブではベストに持っていく努力はしてると思いますが、そこは人間ですしプロと言っても未成年女子ばかりですから好不調はどうしても出る。歌唱の部分も含めて「あの時のライブは好調だった」などと後で議論できるのもハロプロの楽しさですね。(最近勢いがあるアイドルはリップシンクや口パクが多いから歌のコンディション関係ないもんね)
歌が下手な子も勿論生歌です。下手な子は時には音をはずすこともある。しかし、その子ならではの声質や歌以外の売りや個性があるわけです。中島さんは歌がダメかもしれんけど、ダンスになると俄然張り切るわけです。逆に愛理は歌は抜群だけどトークがからきしとかね。ユニットのアイドルはみんなで欠点を補い合って一つの形にしてくる。それを楽しめるレベルまで行っちゃうと貴方も立派なアイドルヲタということになるのかもね。

相変わらず心底楽しめました。
そこにはプロデューサーの行き過ぎた思惑も、考え抜かれた深いコンセプトも、才能あるスタッフによる創造性も多くは見られないかもしれない。そういうのがあったほうが「面白い」のだろうと思います。頭で考えた面白さですね。
だが、ハロプロは一貫して「アイドル」によるライブの「楽しい」を追求してるように感じました。