本日は里芋を使って。
秋に影響が出やすい五臓の『肺』を労わるレシピ。
里芋と豚肉の胡麻味噌煮です。
作り方を簡単に。
里芋は皮を剥き、ぬめりを取るため塩を加えた水で何度か洗い、先に10分程度下茹でをしておきます。
鍋に少量の油を入れ熱し豚ひき肉を加え炒めます。
豚ひき肉の色が変わったら、出汁、味噌、砂糖、味醂と下茹でした里芋を加え、弱火で煮ていきます。
水分が煮詰まってきたら火を止め、白すりごまを加え混ぜ合わせ馴染ませます。
器に盛り付け、刻んだ紫蘇を散らしたら出来上がり。
コックリした胡麻味噌味と里芋がよく合います。
ご飯もお酒も進むこと間違いなしの組み合わせです。

薬膳学的に秋が旬の里芋は胃腸の粘膜を丈夫にし、消化を助け疲労回復に働き、痰や体内のしこりをやわらかくし出しやすくする働きもある食材ですので、呼吸器にトラブルが起きやすい秋から冬にかけてのこれからの季節にオススメしたい食材。

豚肉と白胡麻は身体を栄養しながら潤してくれる食材であり、紫蘇は巡りを良くし、全身に栄養を行き渡らせてくれる食材です。
身体を潤しながら栄養する。
まさに秋にぴったりなレシピとなりました。
今週はまだ暑い日が続きますが、季節はもう秋。
本格的な秋へ向けて食養生をしてまいりましょう。
