いつもは眩いほどの門前町の灯りが落とされ、ほの暗さの中でキャンドルの灯りだけが揺れています。
 
 
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 先日、原稿を書き終えて、池上本門寺の「キャンドル・ナイト」へ出かけました。
 
 本殿周辺では、一つ一つ手描きの灯篭。
 
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 また、友人が住職である本妙院では、竹を切り出して作った筒からキャンドルの灯りが漏れていました。
 
 
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 影絵のパフォーマンスも始まると、子供たちが見入っていました。
 夜の紙芝居みたいだった。
 
 本妙院のお庭や廊下には、ネパールの職人さんの手仕事によるカラフルな丸いマットが並べられました。
 
 
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 YOKOMATというそうです。
 
 
 古いお寺は、いろいろなアートとうまく融合していきますね。
 それに、こういう機会があるとお寺が身近に感じられる。
 
 
 
 何より、ほの暗さの中に身を置く時間に、本能的な何かが掻き立てられるような気がしました。
 『陰翳礼讃』を不意に思い起こし。
 
 短編小説を書きたくなりました。