美談に巻き込まれる性質 | 3年前のしこうの楽しみ

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とある上場企業の役員の方お話を伺う機会がありました。
経営についてですが実質的には会社紹介のような内容でした。
とはいえ売上を結果として位置付けるなど新しい取り組みをしている感じです。

社会貢献の意識も高く人のためになることを第一優先している様子でした。
自分が考えてきたようなことを実践している大企業に見えたのでした。
そしてこれはとても良い機会になりました。

逆説的かもしれませんがこの体験を通じて自分の騙されやすいポイントが認識できたからです。
正確には巻き込まれやすい要因とも言えるでしょう。
世界レベルで善いことをしている会社なので否定する人はあまりいないと考えられます。

全ての人がより良く生きられるようにということを形にしているのです。
そんなわけで伝えられた情報に非常に共感したのでした。
そうなると完全に自分を明け渡してしまうのかもしれません。

無償で協力したいという気持ちが出てきたのでした。
おそらく社会にとって善いことに参加したいという潜在的な想いが強いのでしょう。
それが反応を生み出してしまうのかもしれません。

過去を振り返ってもこのパターンが通例です。
幸い1時間強のプレゼンだったのでこれに途中から気づくことができました。
あまりに美談に聞こえたのも手伝ったことでしょう。

途中からはそこにあるズレをとらえようと努めました。
そうすると同調レベルの状態は次第にトーンダウンして裏側も意識できるようになりました。
この時点でやっと違和感があったことを自覚できました。

そして何が違うのか詮索したのでした。
語られる価値観が似通っているとどうしても投影が起きてしまうようです。
それは全てにおいて自分と同じであるかのような錯覚です。

ということで自分とその会社の在り方の差異にフォーカスしたのでした。
こうしてあることが見えてきました。
どうしても美辞麗句が詭弁に聞こえてしまう部分があるのです。

その裏側にはあくまで戦略としての社会貢献という要素があるようでした。
もちろんこれを否定しているわけではありません。
実際に社会貢献の度合いは圧倒的なものがあります。

単純に貢献が手段なのか目的なのかという違いでしょう。
これに気づけたことによって質疑応答では突っ込んだ質問をすることができました。
その結果だいたいの全容を把握できた気がしたのでした。

観念発の同調に注意してありのまま物事をとらえていこうと戒めたのでした。
また自分の貢献意識を抑圧しないように注意しようと思います。

谷 孝祐
2016.6.10 17:12