一致した体感覚への深い呼吸 | 3年前のしこうの楽しみ

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もう一度体のだるさについて検証してみることにしました。
ひとまず時間感覚の変化が原因であると推測して落ち着いたのですが、もう少しみつめられる気がしたためです。
そんなわけで、まずはじっくりと体の状態を感じました。

すると、体だけが疲れているような感覚が得られました。
これはエネルギーレベルではむしろ充実している様子でした。
そんなことから、自分の総体から物理的な体のみが分離している感じがしました。

ここまで切り離れてしまった体感覚は初めてでした。
潜在意識領域での何らかの変化が急速に進んでいるのでしょうか。
どうやらそれに体がついてこれていない様子です。

これが知覚できると、より分離している感じが強まりました。
そして、ここ数日朝起きた時に存在しているある実感が思い出されました。
理由はわからないものの鼻の通りが良くなっているのです。

鼻の付け根のあたりが広がって、一度に通過できる空気の量が増えたかのような感覚です。
もともと鼻炎持ちだったこともあり、ここまで鼻がスッキリしているのは初めてです。
それは口でも鼻でも全く同じように呼吸を行える気分です。

これに気づいて意識的に深い鼻呼吸をしてみることにしました。
足裏まで空気が行き届くようなイメージでゆっくりと吸うことを特に注意しました。
しばらく続けてみると、体感覚に変化があらわれてきました。

そして、手足が少し温かくなってきました。
それでもさらに続けていると、今度は生気が戻ってきたかのような感覚とともに体がホッとしたような緩みが上体に表れてきました。
これは効果的だと思ってもう少し続けていると、最終的に自分の感じていた分離感が消えていき、体が自分の総体の中に組み入れられていくような気がしました。

それとともに、その場にいる体感が強まりました。
もちろんだるさも大きく減りました。
そして、この呼吸を続けている範囲では一致した状態が保たれるようでした。

体がより多くの酸素を必要としていたのでしょうか。
今まで意識したことはありませんでしたが、変化しているときはその可能性がありそうです。
このような視点に立つと、逆に呼吸から内面の変化を促せる気もしてきました。

それは腹式呼吸を丁寧に行うことで、自然にプロセスが進められるのではないかという推測です。
確証はないものの個人的な実感はあり、面白い発見のように思いました。
もともと呼吸は重要だと考えていましたが、その確信度がより高まった体験でした。

谷 孝祐
2015.11.21 17:00