原稿の本当の最終確認 | 3年前のしこうの楽しみ

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もう終わりかと思っていた原稿の確認がもう一度ありました。
前回の修正を反映した最終チェックのようです。
これで原稿を通読するのは五回目になります。

原稿提出前にした手直しも含めると最低六回以上です。
そんなわけで読まずにオッケーを出しても良いような気がしました。
予定外だったためそのための時間を確保していなかったのです。

しかし、最後の最後で手を抜くのも解せません。
仕上げまでベストを尽くすという意味で、睡眠時間を削ってある程度ちゃんと読むことにしました。
さすがに今回はほとんど修正点はありませんでした。

見つかったのは一点だけです。
これくらい確認するとしっかり完成度があがって、原稿に自己同一感が出るのだということが認識できました。
しかし、その修正は意味の上では少し重要なものでした。

ただ著者本人しか分からないであろう部分でした。
その一箇所が意味的におかしくても全体にはさほど影響はないかもしれませんが、修正点が大幅になくなったために浮き上がってきたと考えられます。
投資時間に対するこの修正の効果が見合うのかどうかは分かりませんが、妥協しなかったことの影響はどこかでありそうです。

そういう意味で結果的に見直しする意味はありました。
さて、読み進めていて感じたことですが、書き直さなくても良いけれど書き直した方がもっと分かりやすくなるのではないかと思う箇所が多少ありました。
この段階からそこを直し始めたらキリがないし、関係者にも迷惑なので手はつけませんでした。

できる限り分かりやすくしようとしていても、それが容易いことではないことが実感できました。
何かを理解すること、それを書き記すこと、さらにそれを分かりやすくすることは、それぞれ別の能力であるように感じました。
それぞれの能力を高めて、次回があるのであれば生かしていきたいと思います。

ということで、おそらく本が出来上がるのは11月下旬から12月上旬になりそうです。

谷孝祐
2014.11.2 10:01