費用対効果から新たな選択基準へ | 3年前のしこうの楽しみ

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費用対効果を手放すと一つ問題が出てきました。
なぜなら、費用対効果は何らかの選択における重要な価値観の一つだったからです。
つまり、必然的に選択における基準のバランスが変化したことを意味します。

しかし、変化したといってもそれが占めていた領域にポッカリ穴があいて不安定になっているだけの感じです。
そこで、選択の基準を考え直す必要を感じました。
今まで費用対効果に当てていた比重をどう割り当てるかという命題です。

何が良いのか探っていると、適正であるかどうかという価値観が思いつきました。
選択したことが実際に行われる瞬間において、最も適切な選択は何であるかという考え方です。
これはもとから選択の基準としてあったものではありますが、費用対効果の影に隠れていたようでした。

気がつけば適正さは費用対効果よりも重要な価値観のように思いますが、抽象度が高いために隠れてしまったのでしょう。
今までの自分にとって不安定な基準だったようです。
そのため、適正さを費用対効果に投影していたようでもあります。

実際に、何が適正であるかという選択の基準はどうとでもとらえることができ、何を適正とするのか前提となる価値基準が必要になるでしょう。
そもそもそれらの価値基準が適正なものでなければ、適正であるかという価値観に基づく選択は不適正ということになってしまいます。
なので、これを選択の基準にすることはリスクがあることかもしれません。

しかし、これを基準にするように意識化されたということは、潜在的な前提となる価値基準が整理されて適正化されたということでしょうか。
感覚的にはそんな感じがします。
適正であるかという基準で選択を行ってもそこまで迷わない気がするのです。

これだけでは本当に適正なのかどうかはわかりませんが、少なくとも自分の中の前提となる適正にまつわる価値基準が明確になっていることを意味するでしょう。
何が明確になったのか自分の潜在意識を探ってみたいと思います。

谷孝祐
2014.6.7 20:26