二度目の縄文杉 | 3年前のしこうの楽しみ

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朝3:30に起床し、4:40くらいから登山を開始しました。
こんなに早朝から歩き始めるのは初めてでした。
あたりはまだ真っ暗で、この上ない満点の星空でした。

ライト持参の必要性を考えていなかったため、非常に見えにくいまま、もののけの森で有名な白谷雲水峡からの入山でした。
目的地は、屋久島で一番有名なポイントであろう縄文杉でした。

なぜ、こんなに早朝から歩き始めたのかというと、登山客の渋滞を避け、人のほとんどいない縄文杉を見ることを目的としたためです。
たくさんの人がそこを目指すので、通常の時間だと混雑するのです。

初回は、目的が九州最高峰の宮之浦岳と縄文杉の縦走だったため、到着が通常の時間で、その良さを堪能することができていませんでした。
30分くらい歩くと、白みはじめ、あたりも見えやすくなってきました。

人の全くいない貸し切り状態の白谷雲水峡は格別の趣があり、それだけでも早起きの甲斐があったものです。
約1時間半でトロッコ道に出て、軌道上を1時間歩くと、縄文杉に向けての登りが始まります。

道が整備されているのが幸か不幸か、分かりやすく歩きやすいものの、体の負担は大きいものです。
特に延々続く階段はなかなかハードでした。
しかし、まだ気温も上がらず人がいないので、清々しさの中でのハードさでした。

そんなところを1時間半ほど登り、8:30過ぎに到着しました。
幸い誰もいない静寂の中で、杉を拝むことができました。

そして、人がいると順番に杉を見なければならないためにできない、その前で朝食を楽しむことをしました。
分かりやすいインパクトがあるわけではありませんが、何かが染み入るような良さを感じました。

9:10くらいに出発。
日が登り暑さが増していく中で、元きた道を少し遠回りしたり、太鼓岩に寄り道したりしながら戻りました。

暑さのせいか、体力的には非常に厳しかった感じで、熱中症寸前だったのかもしれません。
出発点への到着は、13:20くらいと予定の12:30よりも時間がかかってしまいました。
とはいえ、なかなか味わえない経験のできた一日でした。

因みに、このスケジュールは地元ガイドも驚いていたくらいなので、山に慣れていない人は真似をしないようにお願いします。

2013.8.2 23:12 谷孝祐