Window10はWindow7以降のアップデートがリリース後1年は無料
こんなニュースが出ていましたね。新しいもの好きの個人ユーザーは飛びつくでしょうし、新しいOSに触れる必要性を常々感じている私は触れると思いますが、ビジネスユーザーがここにすぐ飛びつくかはとても難しいところです。だからこその
1年間無償
なのでしょうけれど。
業務でパソコンを利用するときに大切なことは、1にも2にもトラブルが起きないことです。
多少速度が遅いとか、ほんとうに最新すぎるソフトが使えないとか、それよりも大切なことは、
朝出社してパソコンに電源を入れ、たまに外出に持ち出し、帰社してから作業を続け、電源を落として退社する
をつつがなく行えること。古いマシンのOSを新しいOSにアップデートすることは業務停止・遅延のリスクがいろいろ発生します。それはマイクロソフトの不具合ということではなくって
・インストールの時間、作業ができない
・新しいOSに対応していないソフトがあるかもしれない
・移行作業の際に、誤って大切なファイルをうっかり削除してしまうトラブル
・接続するシステムのパスワードを忘れていて(パソコンに覚えさせていて)、思い出すのに大きな時間
・都度都度操作方法が分からなくなって、慣れるまで時間がかかる
などなど、可能性はいろいろあるのですね。
新しいOSを今のマシンに即座にインストールすることは、業務の安定性・スピードを考えた仕事の考え方では想像出来ません。
小さなオフィスでIT担当者がいない・少ない場合、下手な冒険はしないことをおすすめします。
じょうずな移行の仕方
ではどうやって移行したらトラブルが少なくなるでしょうか、ということを考えたくなるわけですが、良くあるパターンは個人の毎日の業務に使わないマシンを購入する際に、最初からWindows10がインストールされたマシンを一台買ってみる
ということです。最悪壊れても個人マシンで仕事が継続できるようなマシンを準備して、それでいろいろ試してみることですね。
それで経験を積んでから、周囲の情勢を確認して判断しつつ新しいOSへの移行を検討すると良いでしょう。
テスト機は安いものを買ってしまっても良い
もし取引先などから「Windows10での動作確認をしたい」と依頼をされた場合でも、新しいパソコンを一台準備する方が遥かにリスクが低いです。最近ですと動作確認をすればよい程度のWindowsパソコンは5万円もあれば変えます。
あなたの時給が5000円なら、10時間の作業費分ですね。マシンの移行やトラブルのリスクが10時間分の保険で低減できるのなら安いものですよね。
環境の移行には思わぬトラブルが付きまとうものです。
そういうリスクを考えた上で、トータルで安そうなところに目を向けていきたいですね。