JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

資本主義における企業はともすれば会社の利益を最優先にして、企業拡大していくことが正しいを考えることがあります。
この利益最優先で、企業の社会的責任を後回しにする考え方を「単一目標論」と呼びます。

例えばどの会社も経済成長できているような高度経済成長期であれば、そのような方針でマネジメントをしても成功することができました。
しかしながら経済成長にともなう環境汚染や、地球温暖化など別の視点で課題が発生します。

欧州などでは社会的責任(CSR)や持続可能な経済成長(SGDs)の説明がつかないと、新たに投資をしない潮流が現在では主流になっています。
利潤優先では持続可能な成長ができない、という判断が下されてしまうわけです。

現在は「単一目標論」から「多目的説」の考えにシフトし始めていて例えば人種や性別取った多様性を尊重することや、作られた製品は製造した企業側が責任をもって環境に対処するなどが重視されてきています。
循環型の経済を構築するために、今後はこのような分野の事業に積極的に投資していくことが増えていくと予想されているのです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和