JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント方法について紹介します。

発明的問題解決理論はソビエト社会主義共和国連邦の特許審査官であった、ゲンリッヒ・アルトシューラ―が開発した問題解決理論です。
英名であるTheory of Inventive Problem Solvingの頭文字をとって、トゥリーズと呼ぶこともあります。

かつてはソビエト社会主義共和国連邦における秘匿技術として隠匿され、東西冷戦が終わるまではその存在はほとんど知られていませんでした。
発明的問題解決理論が他のマネジメント理論と大きく異なるのは、「産業や技術の方向性に関係なく共通した問題解決に役立つプロセスがあるのではないか?」という仮説に基づいて、膨大な統計的分析によって理論化されたものであるということです。

そのため発明的問題解決理論は実践的で、人間の直感とは異なる視点を提供するツールとして知られています。
日本でも東西冷戦終結後に自動車メーカーや重機メーカーがトゥリーズを導入しました。

近年はソビエト社会主義共和国連邦時代のものから問題点の修正やプロセスの改善といった理論的発展が行われ、日本独自の進化を遂げています。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和