25秒に込めた想い

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 川崎新田ジムでは運動音痴頭でっかち医者に対して、人体の仕組みに沿ってパンチの打ち方を教えて頂きました。
 今回の作戦は全てジムと担当トレーナーのお陰です。
 
(川崎新田ジムHPhttp://www.nittagym.com/ )
 
 
 初発が右フックとメディアでは取り上げられていますが、それは違います。
あのパンチのカラクリは以下の通りです。
 
(ファーストヒットの直前:ジャブを避けて右クロスカウンターを放っている)
 
(1) 試合前から勝負は始まっている
まず私はど素人な医者なので華麗なアウトボクシングはできません。ハートさえあれば比較的戦い易いインファイターに育てられました。
新聞でも正直にインファイターと答えてしまい、私のファイトスタイルを相手は知っているのでジャブで突き放してくるはずです。
 
前日計量の際、相手のすらっと高身長なイケメンのルックスからジャブで距離をとるのが上手い選手だということを予測を立てました。また、活気、肌艶、体重、挨拶をした時の返答の様子から、知的で最初から突っ込んで来ないと予想を高めました。
 
( 減量中の肌ツヤ、表情、眼窩内脂肪量)
 
 
(2)どんなパンチを打つか
ボクサーは予想されたパンチは耐えることができます。殆どのKOパンチは意識外から来るものです。
 
意識外からパンチを当てる方法は大きく2つあります。
1つは角度、もう1つはタイミングです。
 
物理的に見えない角度から当てることです。
また、自らが打っている時は意識しにくく、意識外からのパンチなので効きます。
 
⑶いつ打つか
デビュー戦の開始直後は硬くなっていて、ダメージを逃す関節のクッションが機能しません。
そこにダッシュで走ってプレッシャーをかけて、初発はジャブを放ちました。
下手過ぎて当たりませんでしたが、相手のジャブを誘うことができました。
 
ジャブに対して、頭をヘッドスリップさせて避けながら、相手の目線を頭部に集めます。
手を逆サイドに振り抜くことによって⑴見えない角度が成立します。
⑵相手のプレッシャーに対してジャブを打つことに集中しているので、意識外からパンチがヒットします。
 
硬くなってるとこにダッシュ+ジャブで相手の得意であろうジャブを誘って、右クロス。
これらが種明かしです。
 
 
ロジックとしては剣道の攻めて出小手。
中学生からやっていることと何も変わりません、まさに中二病です。
 
それを試合の1ヶ月前のスパーリング・ミットから延々と練習してきました。
全てジム、トレーナー、ジムメイトのお陰です。
 
 
私のトレーナーは常々「チャンスはピンチ、ピンチはチャンス」と私を諭しています。
 
相手のダメージが見えない時に不用意に大振りをすると、カウンターを合わせられて逆転されるというのは良くあることです。
 
ダウンを取った後に1番大切なことは確実にヒットさせてリズムを切らさないことです。
これまでのリングドクターの経験からボディーが当たる可能性が高いことを知っていました。
 
試合再開後、ダッシュして右ボディーを打ちヒットさせました。左ジャブで相手を詰める際に、相手のジャブを被弾しました。この時、ダメージが残っていることと、これなら耐えられると確信しました。
 
 
右フックで相手のバランスを崩し、左右の小さな連打で2度目のダウンを奪いました。
相手の脳細胞のイオンチャンネルは既に乱れているので、それを増幅させる様な揺する様な外力を当てるイメージです。
 
倒れている相手を打つふりをしたのは、レフェリーを含めた心理的作戦です。実はこのアピールは練習しないと中々出にくいです。特に平和主義者の素人医師はここが弱く、トレーナーから日頃から叩き込まれていました。
 
 
映像を見直すと、その手足の長い長身から繰り出される相手のジャブは長く、打った後のバランスも良かったです。また、ダウン後にサイドステップで軸を変える動きは普通の人ではできません。レベルの高いアウトボクサーだということがわかります。
試合を長引かせたら結果は逆になったに違いありません。
 
 
 
 
以上の長文はボクサーが読むと、「ただの右クロスね」 という基本的なものです。
ど素人な私は解離があると思ったので説明させていて頂きました。
以上、川崎新田ジムの会長、トレーナー、ジムメイトのお陰で作戦を実行できました。