深層心理学の基礎 -元型の存在を知る 4- | 内閣官房、教授 田中誠一です!

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このシリーズもついに4回目に入りました。ということは、読者がいるということで、しかし、是非ともユングの本を読んでいただきたいものです。私の論述の基礎はユングの原書からのものですから、私の話に興味を持った人はぜひともユングの著書を読んでいただくことをお勧めします。そうすることで自分自身のオリジナルの意見を作り出していくことが、私からの願いであります。

 

さて、今回からは具体論となりますが、まず、元型イメージなるものをイメージできたでしょうか?これがイメージできていなければ本稿における議論は全く無駄になってしまいます。ですから、元型イメージを理解できない方は理解できるまで本シリーズの序論から何度の読み直してください。本題ですが、職場にいる「なぜ?」の人を具体例として元型をイメージしてみましょう。例えば、食品加工工場や金属加工工場に勤務する女性の従業員を例にしてみましょう。これらの工場に勤務する女性の多くは、「口うるさい」人が多いのが特徴です。ここで注意しないといけないのは、あくまでも「多い」ということで、「全て」ではないことです。ここをまずご理解いただきたい。そしてどれくらいに口うるさいかというと、まさに「ええかげんにせぇーー!!」です。思わず口に出して言いたくなりそうなくらいに注意を受けます。それらの女性は勤務歴10年以上あるなか、初日のアルバイトにいきなり熟練の技を求めたりします。ここがまず初日のアルバイト(男女問わず)が不快感を感じるところです。ではなぜこのベテラン女性従業員がアルバイトに口うるさく言うのかというと、相手が間違っていることにしておかないと「口出し」できないからです。例え相手が一発でマスターしたとしても、ベテラン女性従業員は非常に細かい部分での間違いを探して文句を言ってきます。なぜか?それは言いたいからです。ただそれだけです。心理学的な用語でこれを説明すると、「メサイア・コンプレックス」に悩まされている人であり、これらの職場では自分が救済者であると思っている人が多く、できない人を見ると「助けたい!」という思いから口数が増えていきます。ですから、注意を受ける側が「なぜ注意を受けているのか?」について理解を示すと、その人々は口を止めます。しかしながら、それも時間の問題で、またすぐに注意を受けることになります。相手のコンプレックスを突いているにも関わらず、まだ相手からの鋭い視線が・・・となるとなにか別の要因も絡んでいると見立てる必要があります。

 

では、どのようにして見立を行うのかというと、まずは職場の男女比と混合率を見る必要があります。例えば、食品加工工場はどこの工場も圧倒的に女性が多いです。比率からする平均して8(女性):2(男性)くらいになるかと思います。しかも、男性はなぜか力仕事をすることが多く、男女が混じり合って仕事をこなすということはほとんどなくなり、まさに「女性社会」となります。しかしながら、お気づきだと思いますが、このような状況は非常に「偏っている」状況であり、良くない状況であることはご理解いただけるかと思います。法律的には、まず、男性は「力仕事」、女性は「手作業」となりますと、まさに男女雇用機会均等法違反であることは言うまでもありません。心理学的には、偏りが大きすぎ、例えば、「自我のみで生きる人間」のような状況となってしまいます。そうすると当然のごとく「無意識」が自我に向けて反応し、自我を呑み込もうとするわけです。金属加工工場で多いのは、平均すると男女比は7(男性):3(女性)となり、女性の方が少ないのですが、しかし、女性は女性で固めてしまい、結局は「女性社会」となってしまいます。こうなりますと結局のところ食品加工工場と同じ現象が起きます。つまり、メサイア・コンプレックス+元型のパターンの従業員が増えるということです。

 

女性だけではなく、「同性」ばかりが集まる職場に必ず起こることは、「アニマ・アニムスが出すぎている人」が発生することです。どのような原因でそのようなことになるのかわからない点もあるのですが、どういうわけかメサイア・コンプレックスを持った人が多く集まり、同性ばかりが集まる、ここでは女性ばかりが集まると、「仕事の世話をする」という、ある意味で男性的な役をこなしていかなければならい状況となりますと、とりわけ「ライン長」ないしリーダー的存在となりますと、どうしてもアニムスが多く出てきて自我に作用します。そこにきてメサイア・コンプレックスを抱えている場合、非常に男性的な方法で「おせっかい」を展開することになり、ゆえに、そのような環境を知らない大学生のアルバイトは一日にして逃げてゆくことになる場合が多く、そして経営者は悩むのです。。。「どうしてわが社には新人が来るたびに逃げて行ってしまうのか・・・」

 

どうして?に対しては答えは簡単で、「偏っている」からであります。つまり、組織の構成が間違っているからです。「手作業が必要だから女性で構成する」という偏った考え方がまねく組織崩壊のストーリーであります。組織図的には正解なのかもしれませんが、人員の配置が偏っているため、結局は失敗するという典型的パターンであります。このような場合、手作業であっても男性を入れ、女性のアニムスを均等化させることも男女雇用機会均等法に盛り込まなければ女性への職場での負担はますます大きなものになるかと思います。厚生労働省さん、いかがでしょうか?そして企業の社長さん、女性の社会進出というのは女性のアニムスを世に放つことではなく、元型と自我とのバランスをうまく保つことであり、女性を活用し企業を反繁栄させるには、実のところ男性をうまく使いこなすことが必要であることをご理解いただきたいのです。

 

また、大学などの教育の現場、さらには大手企業にてオフィスワークする現場にて怖い女性がいる場合を考えてみます。それは前述の工場における原理と同じで、男性をうまく使いこなせていないからそのような状況となります。例えば大学などは研究室制となっておりますから、一旦、大学へ教員として就職し、研究室に閉じこもる状況となると男性も女性も混ざり合うことがなく、しかしながら、学生への指導的立場にあるゆえ、とりわけ女性教員は「厳しい」とか「怖い」という印象を与えてしまい、女性教員としてはそれに非常に悩むわけです。それだけでも女性教員にとっては大きな心理的負担を抱えるわけです。一昔前はある一つの研究室の中に全ての役職の教員が在籍し、その中で切磋琢磨したものですが、現在はそれがなくなってしまい、教授からの圧力は減ったでしょうけど、その分、別の心理的負担が増えているように感じております。どうでしょう、文部科学省の皆様方、この点を改善していただくと大学はよくなると思います。

 

いかがでしょうか。元型イメージをイメージしていただくことはできたでしょうか。このように、元型というものは感じると「不快」なものです。ですから認めたくなく、それを指摘されたところで治るわけがないのです。なぜなら、本人は無意識の存在に気づいていないからです。元型を出している主体もそれを投影する客体の両方が不快に感じるもの、それが「元型」なるものであり、それを感じたらむしろ「やった!」と心理学的には思っていただきたいのです。

 

今回はこれで筆を置きます。ご高覧、ありがとうございました。

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