老健の施設長Dr.前田の日々のつぶやき -2ページ目

引き潮

 新型コロナウイルス感染症は引き潮の様に感染者数が全国的にも減ってきた感があります。新しい内閣も誕生してスタートを切りました。何故患者数が減少したのか不明とのことでしたが、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の効果によるものでしょうか?それとも、波の様に変動するのが感染症の特徴なのでしょうか?夢から覚めた時に見たような現在の光景はきっと以前とは違った世界なのかも知れません。私は、新型コロナウイルス感染症が人々の考え方や社会の在り方を変えたのでは無いかと漠然と感じています。感染症の歴史に残る出来事でしたのでそれに立ち会えた私は後世の人達に伝えるためにも、これから見る光景をしっかりと瞼に焼き付けて行きたいと思います。

 

 

 

オンライン講義

新学期が始まりました。学童教育では新型コロナウイルス感染症蔓延のため、オンライン講義が増えたと報道していました。私も本意とは裏腹に講演会や講義をオンラインでやっています。オリンピックが無観客で開催されたように、オンラインでは相手の人数が多いものですから会話を楽しんだりという風ではなく、とにかく時間内を一方的に話すという感じです。これも新しい伝達手段と思えば良いのでしょうが、手ごたえがなく何となく充実感が得られない気持ちでいます。このウイルスのために人同士の繋がりが希薄となり、新生児での死亡が報道されてからは可愛いと言って赤ちゃんを触ることも忌避される風潮になったとか・・・。やや、諦め気味で早く時間が通り過ぎて欲しいと思うこの頃です。

 

 

東京五輪の閉幕

 東京五輪は閉幕しました。新型コロナウイルスのパンデミックな流行の中で開催国の日本は良くやり遂げたと思います。開催が1年延期され、大部分の会場が無観客になるなど異例尽くしのオリンピックとなりましたが、私は選手たちのひた向きな姿に大きな感動を受けました。彼らはオリンピックを開催してくれた事、運営を支えてくれた人達、応援してくれた事に対して感謝の言葉を述べていました。コロナ禍で五輪開催中止論を唱える人たちもいたことから、選手達はオリンピックの開催が危ぶまれる中で不安を抱えながら練習をしていました。そして、オリンピックが始まると競技やコロナ対策のため、いかに多くのボランティアの人達によって支えられているのか、競技の中で多くの温かい声援を送り支えてくれた人達がいたかを選手たちは知り、感謝の言葉として発せられたのだと思います。東京五輪では男女混合種目が広まり、難民、性的少数者にも参加の機会が得られ、人権軽視には厳しい目が向けられるなど、今までの価値観が見直され時代が転換期に来ているのだと感じました。次の五輪は自由・平等・博愛を謳うフランスでの開催となります。どの様なオリンピックとなるのでしょうか。コロナ禍や紛争の無い平和なオリンピックになって欲しいものです。