七月四日初日 新歌舞伎座 島津亜矢公演の演目は
山本周五郎原作の「おたふく物語」より「おしずの恋」
引き続き 島津亜矢コンサートがあります



コンサートには残念ながら今回出演しないので
作品の話を少し

僕の調べたかぎりではこの山本作品は
1968年、73年、76年と新国劇や名鉄ホール、明治座、東宝現代劇等で
1998年頃までコンスタントに上演が重ねられてきました。
おしず役は、池内淳子さん、京塚昌子さん、十朱幸代さん等
僕が演じる貞二郎役は中村富十郎さん、田村高弘さん、井川比佐志さん、財津一郎さん等が
演じてこられたようです。
最近では両国のシアターxで昨年上演があったようですが
大阪ではかなり久しぶりとなるのではないでしょうか
今では芸術座もなくなり、名鉄ホールも形が変わり、
こうした昔ながらの良い作品の上演頻度が低くなっていることは
残念に思います。

今回の作品は笑い所も沢山あり、人情がたっぷり感じられる温かい作品
生き方、日々の心の置きどころ、一途であることの美しさ
人付き合いの楽しさ、子供にも見せられるので
娘にも見せます。こうした人情劇をぜひ子供を連れて観劇頂いて
受け継がれてほしいと心から思います。

中学生くらいの年齢となるともう原作も楽しめるでしょう
やはり、原作を読んでから観劇頂くと一層楽しめると思います。
東京では7月30日より8月3日まで、明治座にて上演します