池袋駅で痛みと張りを解消するなら、脱力集中整体の田中孝祥です。
前回は膝は慣性で自然と曲がるものであり、ハムストリングを使わないという解説をしました。
とはいえ、ハムストリングは膝を曲げる筋肉として存在しており、競技で使うこともあります。
具体的には短距離走です。

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◆ 短距離走ではハムストリングで膝を曲げる
短距離走は大きなストライドと高いピッチを必要とする、速度が重要な競技です。
動作の効率が悪くてもスピードを出すことが大事なので、膝を能動的に曲げることが効果的になります。
そのため、短距離走をするならハムストリングで膝を曲げることは「アリ」です。
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◆ 長距離走では膝を曲げたり蹴り出さない
いっぽうの長距離走では、膝を能動的に曲げることは行いません。
スピードを出すことはできますが効率が悪いので、疲労してしまうからですね。
さらにいえば足の蹴り出しもほとんど行わず、フォアフットロッカーを使って「抜き」を行うことが効果的です。
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◆ 歩きでもハムストリングで膝を曲げない
長距離走でもハムストリングを使わないのですから、もっとゆっくり動く歩行ではなおさらハムストリングで膝を曲げません。
ハムストリングを使いすぎると太もも全体を固く使うことになり、股関節や膝の痛みを発生しやすくなります。
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◆ まとめ
今回は膝を曲げるハムストリングは、短距離走だけ積極的に使うというお話しをしました。
ハムストリングを使うとスピードは上がるのですが、効率の悪い動作になるので基本的には使われません。
ジョギングでもも裏が筋肉痛になるならフォームが崩れていますから、気をつけてみてくださいね。
脱力集中整体
