【英語を教える】言語学と英語教育の関係。

 


おはようございます。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。

 

 

皆さん、「言語学」ってご存知ですか?

実は「英語教育」「外国語教育」は
「言語学」という学問の一つの分野です。

 

日本では
「ある程度の英語運用力があれば英語を教えられる」という
風潮があるため、
言語学の知識を押さえた教育者の方が少ないという

異例の事態が起きているわけですが、


世界目線で英語教育を見ている私ミツイとしては、

英語を教える側に言語学の知識がないことも

日本人の英語力が低い一要因となっているように思えます。

 

 

「言語学」を知らずに英語を教えるというのは
人間の臓器やその働きを知らずに
お医者様になるというようなものだと思います。

 

 




考えてみてください。

あなたの大事な人が病気になったとしましょう。

当然、あなたは大事な人に治療を受けてほしいので
一生懸命、腕のいいお医者様を探しますよね。

そこまで深刻でない病気なら
せめて掛かりつけのお医者様に会うように薦めるでしょう。

そうしてお医者様に診てもらい始めたのですが
あなたの大事な人は、一向に治る気配がありません。
長い治療を経て一見治ったように思えても
直ぐに病気の症状が戻ってきてしまうのです。

おかしく思ったあなたは、ふと思いついて、
そのお医者様について調べてみました。
 

すると、そのお医者様は
医師免許を持っていないばかりか
人間の臓器がどういう働きをするものなのかさえも、
全然知らないのです!
 

自分が「自分流健康法」を元に、
いま現在健康な状態で在るからといって
「医者の看板」を掲げていただけなのでした!


こういうことがあったら、あなたはどう思いますか?


私がこの状況に至ったら、当然怒りを覚えます。

「資格もなくて、
人間の臓器に関する基礎知識をも持っていないのなら
医者の看板を掲げたりなんてしないでよ!!!」と。



もちろん、どんな名医から治療を受けても
患者側の事情もあるので(DNAやら日々の習慣やら)
必ず医師の思うようになったり、
好ましい結果が出たりとか、
そうではないことも理解はしています。
 

でも、自分の大事な人の
「大切な時期/Criticalな時期」に信頼をした相手が
そんな適当だったら、嫌になりますよね。 
自分も、自分の大事な人も、真剣なわけですから。

 

実は、こんな状況が起きているのが「日本の英語教育界」です。
 

日本の多くの英語の先生は
 (一部のシッカリと学びを終えてきた方を抜かし)

「英語が話せるから教える」
「英語が好きだから教える」という意識のもと
「英語の先生」という看板を掲げているだけなのです。


酷い人になると
「自分のやってきた勉強法」だけを
あたかもそれが万人にとって良いかのように
教えているわけですが


「自分の勉強法しか教えられない」というのは
いわば、自分流健康法しか教えられない
エセ医者のようなものです。



「学問」は、大学や大学院に行かないと
学べないわけではありませんが、
それがどうやって伝わるか、というのは
伝達者の知識量や熟練度に左右されてしまいます。

ですから「学問の学び」を受け取る時には
教えてくれる相手を選ぶべきです。


そこを上手におこなわれている衣川さんだからこそ
私も日々新しいことを学ばせて頂いていますし、
逆に、英語教育のプロとして
「こうして学び続けていないといけない」と思っています。
 

(個々、何を選択するかはもちろん自由ですが。)



ただ、言語学の基礎知識がないと
例えば誰かが「A」と言ったことに対して
その連ねられた言葉を左脳で取り込み
「なんだか分からないけどすごい」
という認識レベルで終わってしまいます。


でも、例えば言語学の知識が深い人は、
例えば誰かが「A」と言うと
「そこからBを思い、Cの可能性を感じ、
Dに感動する」ことが出来るのです。
 

学問の基礎知識がある人とない人では
これほどまでにインプットの質が異なっているのです。


 

【講義動画】言語学基礎
 

既に、多くの英語の先生方から素敵なご感想を頂いています。


言語学の世界を
わかりやすく、楽しく、案内しています。

ご自身の学びを深めるためにも
英語教育の指導力や効果を更に高めるためにも
是非ご利用ください。

 

他にも、

英語リスニング指導を特に得意とされている
「なみのリズム英語」の上條麻子先生や


英語四技能のバランスを重視し、
英語運用実践力が身につく
「英会話ファーストステップ」の清水健雄先生、


それから
私の同志である「イムフィーネ」の佐藤玲先生も

素敵な感想をシェアしてくださっています。

※2023年現在、どの先生も英語を教えていらっしゃいません。

 

  

 

 

言語学を知ると
英語へのアプローチが変わります。

日本語と英語がどうのこうの、という狭い世界ではなく
「世界の言語のひとつである英語」という広い視野をもって
英語に向き合っていくことが可能となります。
 

確実に
「英語講師としてのあなた」の成長が見込めるし
「あなたの生徒さん」が得られる学びの深さも変わってきます。



2017年は数秘術でいうと「1:始まりの年」。

皆さんの「英語講師」としてのスキルアップも
2017年のうちにしておきましょう!

 

Happy Learning & Happy Teaching!!

 

 

【講義動画】言語学基礎1

言語学の「5つの基礎分野」が学べます。