【英語学習】クリティカル・ピリオド。
こんにちは。英語を教えながら
英語の先生の先生をしています、ミツイです。
よくされる質問の一つに
「やっぱり子供には赤ちゃんのうちから、
またはなるべく早く英語を教え始めたほうが良いですか?」
というものがあります。
以前にもブログで書いたことがあると思いますが
私の答えは「Not necessarily.」。
親御さんがそうしたいのであれば、どうぞ。
金銭面や時間的な問題などがあるのであれば
無理をする必要はないです。
よく言われる
「小さいうちに英語を教えないと!」という主張の
裏づけとされているのは
「The Critical Period Hypothesis」。
これは、言語習得には
「クリティカル・ピリオド」という期間があり
その期間を過ぎてしまうと
言語習得をするのが困難になる、という考え方です。
(その期間が実際にどの程度なのかというのは
学者によって見解が異なります。)
ただ、これはあくまでもHypothesis(仮説)です。
実際にどうかは誰も分かりません。
脳の中で起きていることですから。
ただ、5歳~思春期にかけて衰えていく
「左脳の働き」はあるようで
左脳は言語の働きを司るところでもあるので
この事実が
「クリティカル・ピリオド」の後押しと
なっているようでもあります。
ところが、これはあまり知られていないのですが
第2ヶ国語または外国語を習得中(特に初期)には
言語の働きを司る左脳ばかりでなく
右脳の働きが特に活発になっている、という研究結果もあるんです。
ですので「クリティカル・ピリオド」は
未だに単なる「仮説」の粋を越えれてはいません。
実際、私の周りには
学校でも英語を一切学ばず
明らかに「クリティカル・ピリオド」を越えてから
英語に触れ始め、でも、英語力は抜群という友人が何人もいます。
(ちなみに日本の方ではないです。
日本では、一応中学生から英語の授業がありますので
これを「クリティカル・ピリオド」内と捉えるかどうかは
また別の論議が必要になってくるところでもあります。
そのくらい、簡単に語れることではないんです)
同時に、
いくつもの論文で「クリティカル・ピリオドが第二ヶ国語または
外国語学習に影響をきたさないとする場合でも、発音に関しては
やはり小さいうちから練習を重ねてきた学習者のほうが有利だ」と
発表されています。
これも口内の筋肉の個人差の関係などもありますので
あくまでも「こういう傾向が見られる」という程度での
ご理解でお願いします。
でも、世界の舞台で活躍すればするほど
発音は大して重要でもないということが分かると思います。
もちろん、自分のメッセージを
きちんと相手に伝えることが出来るよう
最低限の発音の良さは求めるべきですが。
別に英語ネイティブに聞こえる必要は全くないわけです。
私は個人的に、小さい子に英語を教える場合は
「世界」に目を向かせることや
「他の国や文化の子供達」に意識を向かせること。。といった
いわゆる「視野を広げる」ことに意義を見出したいと思っています。
我が家でも
子供達に日本語を教えることには躍起になっていません。
絵本の読み聞かせなど、最低限していることはありますが
それよりも文化を伝え
日本の世界観や景色を楽しませるように心掛けています。
「好き」でさえあれば、「気になる」のであれば
本人次第で、何歳からでも、言語を学ぶことは出来るので。
もちろん、小さい頃からお子さんが
「英語やりたい!」と言っているのであれば
その機会を提供するのもヨシ。
そう、結局は
必要以上に心配することもなく
ご家庭それぞれの方針で大丈夫だと思います。
◆2年ぶりの大型勉強会!
ETAJ Convention 2020は今月末の開催となります。

Happy Learning & Happy Teaching!
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◆既に英語を教えている方はこちらー!!→英語の授業チェックリスト
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英語の先生の先生をしています、ミツイです。
よくされる質問の一つに
「やっぱり子供には赤ちゃんのうちから、
またはなるべく早く英語を教え始めたほうが良いですか?」
というものがあります。
以前にもブログで書いたことがあると思いますが
私の答えは「Not necessarily.」。
親御さんがそうしたいのであれば、どうぞ。
金銭面や時間的な問題などがあるのであれば
無理をする必要はないです。
よく言われる
「小さいうちに英語を教えないと!」という主張の
裏づけとされているのは
「The Critical Period Hypothesis」。
これは、言語習得には
「クリティカル・ピリオド」という期間があり
その期間を過ぎてしまうと
言語習得をするのが困難になる、という考え方です。
(その期間が実際にどの程度なのかというのは
学者によって見解が異なります。)
ただ、これはあくまでもHypothesis(仮説)です。
実際にどうかは誰も分かりません。
脳の中で起きていることですから。
ただ、5歳~思春期にかけて衰えていく
「左脳の働き」はあるようで
左脳は言語の働きを司るところでもあるので
この事実が
「クリティカル・ピリオド」の後押しと
なっているようでもあります。
ところが、これはあまり知られていないのですが
第2ヶ国語または外国語を習得中(特に初期)には
言語の働きを司る左脳ばかりでなく
右脳の働きが特に活発になっている、という研究結果もあるんです。
ですので「クリティカル・ピリオド」は
未だに単なる「仮説」の粋を越えれてはいません。
実際、私の周りには
学校でも英語を一切学ばず
明らかに「クリティカル・ピリオド」を越えてから
英語に触れ始め、でも、英語力は抜群という友人が何人もいます。
(ちなみに日本の方ではないです。
日本では、一応中学生から英語の授業がありますので
これを「クリティカル・ピリオド」内と捉えるかどうかは
また別の論議が必要になってくるところでもあります。
そのくらい、簡単に語れることではないんです)
同時に、
いくつもの論文で「クリティカル・ピリオドが第二ヶ国語または
外国語学習に影響をきたさないとする場合でも、発音に関しては
やはり小さいうちから練習を重ねてきた学習者のほうが有利だ」と
発表されています。
これも口内の筋肉の個人差の関係などもありますので
あくまでも「こういう傾向が見られる」という程度での
ご理解でお願いします。
でも、世界の舞台で活躍すればするほど
発音は大して重要でもないということが分かると思います。
もちろん、自分のメッセージを
きちんと相手に伝えることが出来るよう
最低限の発音の良さは求めるべきですが。
別に英語ネイティブに聞こえる必要は全くないわけです。
私は個人的に、小さい子に英語を教える場合は
「世界」に目を向かせることや
「他の国や文化の子供達」に意識を向かせること。。といった
いわゆる「視野を広げる」ことに意義を見出したいと思っています。
我が家でも
子供達に日本語を教えることには躍起になっていません。
絵本の読み聞かせなど、最低限していることはありますが
それよりも文化を伝え
日本の世界観や景色を楽しませるように心掛けています。
「好き」でさえあれば、「気になる」のであれば
本人次第で、何歳からでも、言語を学ぶことは出来るので。
もちろん、小さい頃からお子さんが
「英語やりたい!」と言っているのであれば
その機会を提供するのもヨシ。
そう、結局は
必要以上に心配することもなく
ご家庭それぞれの方針で大丈夫だと思います。
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