この度、特定認定再生医療等委員会の委員に
就任しました。
これは、厚生労働省から認定を受け、再生医療の実施計画を
審査する有識者委員会です。
再生医療とは、例えば、自分の体から取り出した幹細胞を
体外で培養して増やし、体内に戻すことによって
損傷した組織や臓器の改善を目指す医療のこと。
ニュースでも目にする、iPS細胞を使った治療も再生医療ですが、
もっと身近な例でいうと、お腹の脂肪を少し採取し、
そこから幹細胞を取り出して増やし、点滴で全身に投与したり、
加齢によって傷んだ膝関節などに直接注射したりする治療も
行われています。
このような再生医療を行う病院・クリニックは、
委員会での審査を経たうえで、国に計画を提出しないと、
治療を始めることができません。
私が所属する委員会の順天堂大学・奥村康先生は、
10年以上前に、乳酸菌のフォーラムでご一緒したことがあります。
免疫学の権威として、コロナについても様々なメディアで
コメントしていらっしゃいますが、今回、思いがけないご縁で
またお会いすることができました。