▼11/30(土)「報道特集」に出ます~ | ◆おやこひろば桜梅桃李~おうばいとうり~◆

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今週末

11月30日(土) 17:30~

TBS 報道特集

小児性犯罪、被害当事者として

放送していただきます~

 

 

 

性加害をしてきたという、

加藤孝さんも取材を受けています。

 

今回の放送で出るかわからんけど

(放送前に、内容は確認できません)

インタビューされた中で

「加害をしてきた加藤さんについてどう思うか」

と、質問を受けました。


まず、加藤さんが顔も名前も出して
加害当事者として
取材を受けられることは、
想像を超える勇気がいること。
心無い誹謗中傷を受けることは

想定内でしょう。

いや、そもそも

誹謗中傷する人って、

あなたは、加藤さんから

被害を受けた人ですか?って話。

 

質問への答えプラス、

ワタシの想いとしては・・・

 

そもそも、加藤さんは、

ワタシの加害者ではないということ。

そこに、ワタシが怒りをぶつけたり

問い詰めたりするのは

全く違うやんね。



怒りをぶつけるのではなく、
ましてや、誹謗中傷するのではなく、

なぜ加害をするのかを知って
これから加害をなくすために
できることを模索したいと思うとよ。

 

気づきを得て、

子育ての段階から

できることがあるんじゃないと?って。

そこを一緒に考えていくことが

大事やな~って思うったい。

 

今回の放送にも出られる

斉藤章佳先生の著書

 

 

こちらに(以下、抜粋)

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アメリカの研究者ジョナサン・エイブルの有名な性犯罪研究では、「未治療の性犯罪者は生涯に平均して380人の被害者に対し、延べ581回の加害行為をしている」と指摘しています。これは子どもへの性加害だけではなく、あらゆる性暴力を含みます。  この数字自体、驚くべきものです。さらに以前、私がとある地方の刑務所で子どもへの性加害者に対して再犯防止プログラムを実施していた際、参加者のひとりが「僕の場合は、少なく見積もってもその3倍はやってると思います」と真顔で言っていました。この発言に対して、同席したほかのメンバーも大きくうなずきました。  つまり、ひとりの加害者が1000人を超える子どもに加害行為を行い、しかもそのほとんどが誰にも気づかれず、被害者はそのときは何をされたかわからないことが多いため事件化しない……ということです。

斉藤章佳. 子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か (幻冬舎新書) (pp.54-55). 株式会社 幻冬舎. Kindle 版. 

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ひとりの加害者が

加害をしなくなれば

1000人を超える被害者を

救うことになる。

そして、性加害者の約半数は

最初の加害が10代と言われています。

人の体に触れるときは

明確な許可が必要なこと。

自分も他者にも

安心安全で、自信を持って

自由に生きる権利=人権があること。

包括的性教育が必要やん。

 

そして、被害者は何をされたかわからない。

当時、5歳のワタシもそうやった。

5歳のときの記憶ってあるん?って

日常と明らかに違う出来事って

誰でも覚えてるよ。

幼稚園や保育園で

めっちゃ恥ずかしい想いをしたとか

めっちゃ怖い出来事とか。

 

話がそれた💦

 

「被害者は何をされたかわからない」

だから、年齢に合わせた

包括的性教育ね。

 

 

加藤さんが、

加害者代表ってわけじゃないけど

彼が語る中に、
社会や家族(血縁問わず)や
学校、コミュニティで起こる
性暴力を含む、DVをなくす

ヒントがあると思うったいね。

 

お互いの

人権=安心安全に自由に自分らしく生きる権利

人権尊重のコミュニケーションを目指せば
加害も被害もなくなっていくと
ワタシは信じたい。

 

そして、イヤだなとか

辛いなとかっていう人や場からは

離れていいよ。

逃げていいよ。

関わらなくていいとよ。

 

もうね、

逃げるの卑怯とか

逃げるの弱いとかって、

そうやって追い詰めるけん

苦しくなるやん。

自分を苦しめるのやめよ~

 

 

そして、もし

ワタシに加害をした人たちが

「心から反省して後悔して」

今後、加害をしないために

治療教育やグループなどで

自分と向き合っているのだとしたら

ワタシは受け入れる。

 

 

ここで、勘違いしてほしくないのは

じゃあ、許したの?とかって。

許す、許さないは、また別の話。

許してもいいし

許さなくてもいい。

その感情を人から

決めつけられる必要もないったいね。

で、それをいちいち言わんでもいいし

言いたかったら言ったらいい。

その時も、暴言とか暴力で訴えるんじゃなく

心の傷の本当の気持ちを

伝えられるといいと思うったい。

これが、自分への人権尊重。

本当の気持ちは、どれかな?

 

性被害当事者としてのワタシの傷つきから

救ってくださった

森田ゆり先生著作より。(著者の許可を得ています)

 p.115

 

 

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こちらには、51ページ寄稿させていただきました。

 

 

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加害者が

「身に覚えがない」

「やってない」

「嫌がっていると思わなかった」
って

これが腹立つわけやん。

被害に遭った側の感情とか

何も考えてないわけやん。

さらに、開き直ってきたら

めっちゃ腹立つやん。

怒り爆発するわけやん。

怒りの仮面の裏側の

悔しい

悲しい

他にも、

憎しみ、

恨み、

なんなら

殺意も湧いたりする。

かといって、自分が実行したら

自分の人権を傷つけてしまう。

だけん、訴えてやる!!とか

厳罰を!!とかになるやん。

 

やったことは消えない。

その時から失われた

「子どもらしく自由に生きる時間」は

戻ってこない。

 

けど、それを加害をした人が自覚して、

その後の生き方を変えていくなら

被害者に対する申し訳なさを

心から感じていけるようになるなら。

 

安心、安全に、自信を持って

自由に生きる、人権尊重の

優しい社会にしていくために

それぞれができることを

小さくてもやっていこうとするなら

ワタシは受け入れる。

 

ちなみに~

「言葉の責任」

東京都人権啓発センター HPより

 


 

なんか、語りだすと

毎度、長くなるんやけど。

 

 

いろんな想いで視聴されると思います。

「小児性犯罪」というタイトルではあるけど

重たい内容やけど

「知る」ことで、変えていけることがある。

 

一緒に、お互いの人権尊重のコミュニティを

楽しく構築しくために、

自分に何ができるかな?って

考える時間になっていただけたらと思います。

 

2020年9月から

心の恩人であり、

師匠、森田ゆり先生主宰

エンパワメント・センターのアシスタントに。

人生、何が起こるかわらかんたい。