『あなたの恋人、強奪します。』 | なにわの司法書士の徒然草

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テレビ朝日(ABCテレビ制作)日曜23時55分のドラマ『あなたの恋人、強奪します。』

 

 

レギュラーキャストも少なく、ストーリー設定もシンプルだが

 

その割には面白そうな作品

 

このあたり、やっぱり小説原作は信頼度が高いなあと改めて思う

 

 

物語の舞台になるのは、武田玲奈が所長、渡邊圭祐が所員の探偵事務所「オフィスCAT」

 

DVお悩み相談掲示板に「あなたの恋人、強奪して差し上げます」という宣伝広告の書き込み

 

第1話ゲストの渡邉美穂が連絡してDV男の相談をすると、おさげにダサ眼鏡の武田玲奈が

 

上から目線で「あなたにオトせたのなら私にも簡単にオトせる」

 

男のSNSから一瞬にして女性のタイプを割り出すと、服も髪型も全面チェンジして

 

男をどんどんその気にさせていく

 

さすがの依頼達成率100%

 

その気にさせた後は、男が渡邉美穂にしたのと同じような嫉妬深い女になって男を追い詰め

 

男の方から武田玲奈に距離を置かせる徹底ぶり

 

改めて男は馬鹿だなあと思い知らされる

 

 

第1話ゲストが仲間に加わるというのはよくあるパターンで

 

渡邉美穂もご多分に漏れず「オフィスCAT」の仲間入り

 

ただ、その時の武田玲奈の台詞が「ちょうど引き立て役が欲しかった」

 

ここで女を磨いて武田玲奈を越えたいという渡邉美穂の宣戦布告とも取れる言葉にも「は~い」

 

この武田玲奈のキャラクター、男をオトす時の甘えた態度とのギャップもなかなかグッド

 

 

原作のタイトルは『泥棒猫ヒナコの事件簿 あなたの恋人、強奪します。』

 

なるほど、ここで事務所の名前「オフィスCAT」が生きてくる

 

ドラマのタイトルに猫の文字が無く、ドラマ内の台詞でも「泥棒猫」とか出て来ないので

 

原作のタイトルを見るまで、この事務所の名前が意味を持っていなかった

 

こういうちょっとしたところも、もう少しドラマ化の際に工夫してもらいたいところだ