昨日は奇門遁甲、今日は四柱推命の夜間コースでした。
さて、私はある時から
「わかりやすかったです」
と言われた時は、まずその言葉を疑って注意深くセミナーをするようになりました。
私はわかりやすくセミナーをすることを信条と特技としていながらも、そこが逆に諸刃の剣だと反省もしています。
昔は、わかりやすく説明できたと満足していたのですが、
逆にわかったと思い込むことの裏に、理解していない部分に気づいていない、気づきにくくしてしまう、という側面が多分にあるということに突き当たったからです。
自分の無知の部分を知っているということが知っているということであって、
理解したつもりになると、そこから理解が止まるんだなと
結局、占術を日常で使う時は、習った通りにそのまま使えるケースというのはあまりなくて、
個別のケースに柔軟に対処しながら結果を出していく必要があるので、
答えを説明によって直接的に与えるのではなく、
自ら無知の部分に気づいいて、そこを自ら考えて解決できるようになるような伝え方がもっとできたらと思います。
ロジックも大事なのですが、
世界観や背景の雰囲気といった行間が伝わればと常々思っています。
そのために必要なのは当然知識ではないので、
そこを自ら磨き上げていきたいと思っています。