2019年あけましておめでとうございます。

地元の横浜市北部の緑区では、今年のお正月は3が日とも晴天で、近所の神社を巡り歩いて初詣に行ってきました。

 

恩田川に映る太陽と白鷺

 

スタート地点 : 中山駅北の都橋から富士山が見えました

 

中山駅前の青砥町にある庚申様(帝釈天)にも新しい花

 

まず、青砥杉山神社から

 

この神社は周囲が古い道で囲まれて、八方に道が伸びていて、まるで交差点のロータリーの真ん中にあるようです。昔の中心的位置にあったようです。

 

本殿の左横には御嶽神社の分社

 

もともとは都橋近くの御嶽堂に祀られていたとのことですが、大正四年に青砥杉山神社に合祀されたとのことです。

 

お正月三が日は本殿がオープン

 

青砥杉山神社の横を流れる谷本川沿いに遡っていけば、昨年開通した「やわらぎ橋」を渡って川向こうに川和八幡神社があります。

 

提灯で飾られた社殿

 

灯篭には三峰山の景色が彫られています

 

社殿右横には石塔、石碑群が並びます

この威容はちょっと他では見られません

 

庚申塚 眼力パワーがすごい

 

境内には明治時代の石碑も多数あります

 

古びた征清記念碑(日清戦争記念碑)

 

やわらぎ橋に戻り、対岸をまっすぐいけば正面に十二神社があります。

 

入り口の「茅の輪」くぐり

 

こちらもお正月仕様に飾りつけ

 

天皇陛下ご在位三十年の幟も

 

どの神社の境内にも消防団と半鐘があります

 

十二神社から恩田川に戻る道中にある古いお地蔵様

 

中山駅に近い日枝神社

 

日枝神社の境内からも丹沢山塊と富士山が見えました

(手前は看護寺)

 

懐かしの山下小学校

 

横浜市最古(最後)の現存木造校舎で、現在は改修されて地域交流センターになっています。ちょうど正午で、懐かしいチャイムが鳴っていました。

 

さらに歩くと、西八朔の杉山神社にたどりつきます。この神社は1200年の歴史があり、武蔵国の三郡を代表する神社(六之宮)だったとのことです。

 

延喜式内社と呼ばれる立派な本殿

 

手水の作法と拝礼の作法

 

鳥居の横には古い地神塔と庚申塚

 

ここの消防団に明治時代の手押しポンプ車が保管されています

 

隣にある極楽寺は静かな古刹

参道には古い石仏がならんでいます

 

帰り道は恩田川沿いの散歩道を歩いて戻りました

この時期は多くの水鳥が川に戻っています

 

 

以下は2日にお参りした鴨居の杉山神社です。

 

 

 

160年前に描かれ奉納された絵馬 横浜市緑区遺産です

社殿内に掲げられていて、正月3が日だけ公開されます

 

右から二枚目の「スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治」絵馬では、大蛇が美女として描かれているのが興味深く、とても印象的でした。

 

一時間ほどで、これだけたくさんの神社を巡ることができました。お寺まで行くと、恐らくその数はコンビニ以上でしょう(笑)。

普段は特に意識せずに暮らしていても、実は私たちの暮らしは大昔からずっと多くの神仏とともにあったことがよくわかります。すでに生活の一部として馴染んでしまって、意識していないだけなのでしょう。

 

今回の初詣めぐりでも「日本人は無宗教」というのは大間違いで、実はとても信仰深い人々で信仰と一体化した毎日の生活を送っているのではないかと感じさせられました。