2017-10-01 08:40:46

第251回_模倣はその他多勢から抜け出す方法

テーマ:ブログ

学ぶの、語源は真似(まね)るからくるといわれる。真似るは模倣といいかえてもいいかもしれない。この模倣こそが、その他多勢から抜け出す、唯一の方法ではなかろうか

 

模倣から独創は生まれない。誰かの真似をして、英雄、偉人になった者など歴史上一人もいないはず、と思われる方もいるかもしれない

 

しかし、その他多勢から抜け出した人物を調べると、全ては模倣から始まり、模倣によって育っている。天才と呼ばれる人こそ模倣を恐れることを知らないことが分かる

 

そして徹底的に真似して、自分なりにアレンジしたものがオリジナルとなるのだ

 

世界的な建築家となった、安藤忠雄は独学で建築を勉強し独創的な建築家になったとされる。これは彼が経済的理由で大学にいかなかったのでそう思われるのだろう

 

安藤は幼少の頃から、近代建築の巨匠、ル・コルビュジエの写真集をボロボロになるまで眺めていた。そして20代の時に4年間、世界中の建築物を見る旅に出たが、その時に特にル・コルビュジエの建築をよく観察している

 

安藤は大学で建築を学ばなかっただけの話で、ル・コルビュジエから徹底的に学んでいるのだ

 

成功した企業も同じことがいえる。世界一の小売業ウォルマートの創業者、サム・ウォルトンは「他社から学ぶことこそ成功への近道。私がやったことの大半は、他社の模倣である。私は誰よりも他社を研究した」と告白している

 

独創的な製品を世に送り続けてきた、アップルの創業者、スティーブ・ジョブズも「創造性というのはものごとを結びつけることにすぎない。過去の経験をつなぎ合わせ、新しいものを統合する作業である」という

 

いや、これはジョブズが少しかっこつけているかもしれない。マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツが、こんな面白いことを言っている

 

マイクロソフト社が、新しいOS(ウィンドウズ1.0)を発表した時、アップル社のマックに酷似していた、真似たといってよかった。ジョブズは「盗みやがって」と激怒した。しかしゲイツは平然としていた。もとを正せばジョブズがゼロックスのパロアルト研究所の先進的な成果を製品化したものだといい「ジョブズ、僕ら二人にはゼロックスというお金持ちの隣人がいた。僕がその家にテレビを盗みに入ったら、すでに君に盗まれていた。それだけのことなんだ」

 

ゲイツもジョブズも模倣の天才である(笑)

 

では、人類史上、学ぶことで成功した王者は誰であろうか?私は松下幸之助(パナソニック創業者)ではないかと思う

 

彼が学ぶのは人や企業からだけではない。石や草からも学ぶのだ。そして学ぶ心があって始めて知恵が出てくるという

 

 

「学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である。語らぬ木石、流れる雲、無心の幼児、先輩の厳しい叱責、後輩の純粋な忠言、つまりはこの広い宇宙、この人間の長い歴史、どんなに小さいことにでも、どんなに古いことにでも、宇宙の摂理、自然の理法がひそかに脈づいているのである。そしてまた、人間の尊い知恵と体験がにじんでいるのである。これらのすべてに学びたい」松下幸之助

 

 

「どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。よき知恵も生まれてくる。学ぶ心が繁栄へのまず第一歩なのである」松下幸之助

 

 

 

※著作権侵害はいけません。この記事は著作権侵害を奨励するものではありません

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