コンポストにミズコケを使ってクンシランの栽培を始めたのは、2021年8月からです。
珍種の「パーマネント」関連に特化して、幼苗の育成や播種に取り組んで来ました。
特有の巻き葉を持つ「パーマネント」の魅力は大きいですが、他のクンシランの
斑入り葉にも縞や曙など魅力的なものがあって、昨秋から取り組み始めました。
私は元々風蘭・富貴蘭の栽培歴が長く、斑入りの品種を数多く作って来ました。
クンシランの葉は風蘭よりもずっと大型で、斑がきれいに入ると見応えがあります。
「クンシラン 斑入り葉の魅力」を3月30日に載せましたが、その後新葉が伸びて
また一段と見頃になりましたので、近況を紹介いたします。
「仏光(ぶっこう)」 4月23日に撮影
曙(あけぼの)と呼ばれる葉性で、新しい葉の成長が急な今は、特段にきれいです。
この株は中国で実生交配により作出されたと聞いています。
昨年11月の日本君子蘭協会秋の展示即売会で、葉の千切れた土粒植えの株を
千円で買い、ミズコケ植えにして育てています。
入手してミズコケに植え替えた直後の「仏光」 2023年11月3日に撮影
タイガー斑が入った無銘の縞のクンシラン
葉を横切るように一定の間隔で入る独特の斑は、大変珍しくて初めて見ました。
緑葉にタイガー斑が入った株も珍重されているのに、この株は縞柄にタイガー斑が
入っていて、大事にして変化を見守っています。
風蘭に虎斑がありますが、それは曙性で前の「仏光」と同様な芸です。
古葉にはあまり入っておらず、新葉にきれいに入っていて推移を見守っています。
土粒植えの株を入手してミズコケに植え替え 本年1月17日に撮影
これら二つの株の成長で分かったことは、コンポストをミズコケにしての
肥培により、葉幅の広い雄大な株が得られるということです。
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