【高熱隧道】吉村昭著を読んで! | 為次郎のブログ

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面白きこともなき世を面白く( ^ω^)・・・ですね!

「この本読んでみません?」
美人に勧められれば・・・NOはない!
「なんでこの本なの?」
黒部に山歩きに行き・・・
帰って本屋で出会った本だとか?
 
取りあえず読み始めた・・・・
 
昭和11年から昭和15年の間・・・
黒部川第三発電所建設のための隧道を掘るお話
 
まず人を寄せ付けぬ峡谷・・・に
相次ぐ転落事故!
 
やっと掘り始めて隧道は・・・
なんと165℃にも及ぶ灼熱地獄
 
外は泡雪崩というとんでもない現象と被災
この環境で4年がかりの工事が完了するが
 
なんと300人もの死者を出す難工事
 
これに挑んだ男たちの物語である
 
たぶん普通に電気を享受している人々が
想像だにしない・・・壮大なドラマが有ったのだ!
 
いまリニア中央新幹線が着工し2027年の完工をめざし進んでいる
なんとも86%が地下かトンネルだという
 
地震国、火山国の隧道工事・・・
とてつもない困難との戦いでも有るのだろう
と想像する!
 
ふと読んだ ふとした本が ふと思わせた・・・
ふとした・・・妄想ドラマが?拡がる。
 
これがこの「高熱隧道」の読書感でした。