くねくねと山肌を縫うように登り詰めると・・・

いきなり大門が現れる。
そこには、恐ろしさより慈愛を感じさせる門番が・・・よく来たと見据えてくれているようだ!

大門をくぐると・・・・そこには海抜900mの場所に33万坪もの一大仏都が広がる。
金堂をはじめ多くの伽藍・・・・特に根本大塔は、圧倒的な存在感を示す。

根本大塔からぶらぶらと緑のトンネルを1k足らず歩くと、国内海外に末寺四千ヵ寺の総本山
金剛峰寺(こんごうぶじ)が姿を現す。
豊臣秀吉が建立したとのことだ。

堂内の撮影は禁止で有名画家の襖絵は紹介できないが・・・
庭は・・・
蟠龍庭と言うわが国でも最大級の、雲海の中で雌雄の龍が奥殿を守っている石庭が現れる。

目を転ずれば、多分秀次も眺めたであろう寺の門の屋根が・・・歴史を想わせる。

この廊下の突き当りには・・・・
秀次が自刃・・・切腹した柳の間がある。
板襖の松に雪の絵が脳裏に染みる・・・秀吉の甥であったそうだが・・・
今のNHK大河ドラマでそろそろ、切腹の理由が放送されるだろうが?
寂しさを誘う!

さすがに高山・・・・日本古来からの核紫陽花が木立に守られように愛らしく咲いている。

さすがに木陰は涼しい・・・・!
高野山の一日でした。