天皇陛下と日本人! | 為次郎のブログ

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面白きこともなき世を面白く( ^ω^)・・・ですね!

テレビが、東北被災地を訪問された、天皇陛下と皇后陛下を映しだしている。
 
そこは、まるで苦しみ苦悩する住民が嘘のように、満面の喜びと感謝の表情で接している。
 
 
天皇は、政府高官や東電幹部のようではなく、膝をついて同じ目線で話しかけられている。
 
その真摯な姿に、真心を感じる
 
 
天皇制がどうのこうのと云う事ではなく、日本人の心の奥底には、天皇に対する特別な感情のDNAがあるように思える。
 
 
天皇といえどもその興りは、武力による権力の象徴であり、長い歴史の中で血なまぐさい戦による権力闘争があった事も事実である。
 
 
平清盛あたりから、武家の棟梁に実権が移り、鎌倉幕府から完全に権力の実権は武家の棟梁が握ったようだが、不思議なのは権威の象徴として日本人の心に残り慕われ続けた事だ。
 
 
歴代の武家の棟梁も、武家のトップ坂上田村麻呂が当時夷と称した東北地方の平定に頂戴した、征夷大将軍なるトンチンカンな称号を(織田信長は興味を示さず自らを神と考えたようだが?秀吉は出身の関係で断わられたが?)欲しがりこれを押し頂きき権力の象徴として、徳川300年の政権運営に当ったわけであるが。
 
 
ところが明治維新は、天皇の詔により薩長土佐等は官軍として正義の使者となり、徳川は賊軍となり、全国民は天皇のもとに一致集合し新国家を築く訳である。
 
 
また、先の大戦では、天皇の玉音放送と共に狂喜から冷め、平静な本来の日本人に返るのである。
 
 
 
いま、国民の大多数が選んだ国民の棟梁は、いかに振舞うべきか真摯に真心を込めて対処しているか、考えるべきではないのだろうか?(チョット余計ながら・・・ふと!)