アポイントの時間より、10分も早くやって来た。
旧正月で、中国青島に帰省していた程〇〇君だ!
ぎこちなさそうに、多分土産だろうが、いつ渡そうかと戸惑っている。
「や~お帰り!」
と同時に・・・

『これは、お土産です。』
ニコニコして差し出す。
「どうだった、チンタオは・・・変わって居ただろう?」
『はい、一年半ですが、新しい道が沢山出来て、迷っちゃいました。』
「そう、もう日本に帰りたくなかっただろう?」
『いえ、日本が良いです。中国は経済の進歩に行政が付いて行って無い状態です。』
「でも、活気が有って良いだろう?」
『活気はありますが、ますますお金持ちと貧乏な人の差が大きくなっています。』
大学新卒の就職率も悪いですと意外な回答が帰ってきた。
高級車がビュンビュン走る道路で、草履履きのボロボロの人が歩いているとか?
「それでも、中国だよなこれからは・・・何かビジネスチャンスは無かったかな~」
『そんなに簡単では無いでしょうが、お米はどうでしょうか?』
実際に日本のお米は美味しいと評判らしい。
美味しい味に慣れたら、日本のお米は絶対にビジネスチャンスがあと思うとのことだ!
「じゃ~そのうち日本のお米を、中国に販売する事業でも始めるかね?」
『色々難しい問題が沢山あり過ぎますから大変ですが、やってみたいです。』
結構興味があったかして、輸出入の手続きの事を云っているようだ。
一人っ子政策の一人っ子、父は去年定年60歳でリタイヤし家に居るが病気がち、親戚達は帰って来いと云うらしいが・・・
母は帰って来なくても良い日本で頑張れと云ったと、嬉しそうに微笑んでいた!
国は違っても、個々の人、家族は似たり寄ったりなのだな~と思わされた。