「いや~久しぶりやな~」
何時もは、喋りの下手な営業マン氏・・・
今日は、様子が違う???
『チョット、長期休暇を戴いて、妻の実家に行っていました。』
「実家は何処なの?」
『伊那市なんです、標高800m位で朝夕は寒い状態でした。』
「あ~勘太郎さんの所やな~」
『え・・・ご存知なんですか?』
「ご存知とか何とかではなくって、ある程度の年齢の人なら知ってるよ・・・影か柳か勘太郎さんかってね!」
『確かに木枯らし紋次郎の様な格好の碑がありました。』
正確には、勘太郎さんの方が先輩だろうに・・・???
とは言えやはり今は映画にも出来ない、渡世人?無宿人?賭博師?(総称してやくざ!)
もっとも、勘太郎さんも実在の人物ではないから良いっか!
彼は、初めて田舎での宿泊に、珍しく興奮気味に色々と感想を喋る・・・
『今日は、勝手に喋って、すみません・・・・』
と、仕事の話になると、また硬い調子で挨拶して帰っていったが・・・
<天竜の水に~いいい、映す男の晴れ~エエエエ姿>(チョット思い出した)