ぎこちなく、提案書の説明をする。
ちょっと、嫌味だが・・・
君の提案は、こういう事だろう・・・・と、逆に詳しく説明!
(同じ提案を別に2社から受けておりヒョットしたら彼より詳しいかも???)
「いや~その通りです・・・参りました・・・」
『いや~はっきり言って置くけど、他の2社からも同じ提案が来てるよ!』
「それは、先日うかがいました・・・分かっています。」
『そう・・・じゃ~頑張らなくてはね!』
「いえ、今日は上司と一緒じゃないんで、お話しようと思いまして・・・」
『いいよ、タイの話しか?』
彼は、父の仕事の関係で、タイに住んだことがあり、ムエタイをやっていたとか、結構色浅黒く精悍なイケメン青年だ・・・
前回ベトナムの話をしたのが懐かしかったらしい・・・・
どう見ても、今日はセールス以外の話がしたいようだ・・・
『タイも仏教国で、理由は分かりませんが、懐かしさがあるんですよ・・・』
「だろうね・・・日本も昨今は近所のお寺で講和なんて話は聞かないが、昔は、お寺が情報と知識、礼儀、作法の発信と教育基地だったんだよな~」
「だから、君のおばあちゃんの時代と、今のタイとかベトナムの人の【情】って奴が、似てて、理由が無く懐かしいのかもね???」
なんて、知りもしないのに偉そうに言ったが、妙に納得していた。
今は、日本の歴史小説に夢中とか・・・
ひそかに・・・頑張れよと応援したい奴だ!