本堂は、石庭に蘇鉄が植えてあり、チョット違和感があるが、慣れてくると南国らしい！
西国第三番札所粉河寺なのだ、本堂横の寺務所？前では、お坊さんに書いて戴いた寺の墨痕と朱色印の鮮やかな御朱印書（拙者無宗教にて、いや多宗教にて、不確実！）を、ドライヤーで乾かしている・・・・
ぶらり・・・本堂横を見ると坂道あり・・・その向に門あり・・・
興味本位に覗いてみると・・・これは酷い老朽化・・・本堂の天辺が飛んでない？？？
そ～と覗いてみると・・・なななんと・・・綺麗なお顔の阿弥陀如来さんだ！
優しくあの世とやらに道案内をして下さるに違いない・・・それにしてもヒドイ！
と・・・
『ようお参りなした、上がって庭でも観て行ってください・・・』
60歳前後の今時はあまり見かけない、縞のエプロン姿のご夫人がニコニコ微笑んでいる。
「いや～古いお寺ですね・・・」
実は、ここは十禅律院といって、紀州藩の第10代の殿様が建てた寺で檀家がないという？
永年、住職が個人で維持して来たが限界に近く、近年やっと県の文化財に指定され修復中で、昨夜の春一番でシートが飛んで本堂の屋根が無残な姿となったとのこと！
納得・・・
「早く、修復が完成すれば良いですね・・・」
阿弥陀如来の美しいお姿と、ニコニコ話してくれた御夫人に感謝・・・・
１枚2,000円也の軒瓦に、世界平和と一筆しるし寄贈した・・・へへへ！