まいどながら、初老の人材派遣会社の営業マンがやってくる。
『何かお手伝いできないでしょうか?』
「今は無いですね!まだ今年に入って3日目で判断できないけど、きつそうだよ・・・」
『はい、契約先から電話があれば、契約解除の申込で・・・』
「え“~自分の斡旋人数のノルマがあるんでしょ?」
『はい、中には派遣社員の減で、自分が契約解除された営業マンも居ましてね。』
「わお、他人の事どころじゃなく、自分の仕事先を探さないといけないね?」
『まったく、その通りなんですよ・・・』
長い付き合いだが、こればかりはどうにもならない・・・
『また、お役に立てるときが来ましたら、宜しくお願いします。』
肩を落として帰っていく彼は、一回り小さくなったように見えたが・・・・?
おっと、こちらも他人の事どころじゃなかった!