産業用太陽光発電は保険の意識が低い?

意外かもしれませんが、産業用太陽光発電の発電事業者の多くは手厚く保険には入りません。


これは、発電事業者や販売店の意識が低いのでは無く、単純に保険料が高いからです。


では「一切保険には入らないの?」と思われますが、最低限の保険だけに加入される方が多いです。


全ての保険に入っていたのでは、売電収入額が減ってしまうという考えからです。


もちろん、何かあった場合は『自己責任』。


この保険のメリットとデメリットを天秤にかけ、産業用の発電事業者さんは、最低限の保険だけにとどまり、売電収入を多くさ取られる方が多いのが現状です。

【メーカー保証】

機器の保証

多くのメーカーはソーラーパネルや太陽電池モジュールの初期不良や発電効率が規定値に達していない場合等に交換や修理を行う保証です


メーカーによっては、ソーラーパネル・ケーブル等に10年から15年の保証をつけているところもありますが、保証が大きいとはまだまだ言えません。


太陽電池モジュールは発電効率が年々0.7%程落ちていくと言われていますが、最長20年で80%を下回らない様な保証をつけているメーカーもあります。

設置工程における保証

設置工事によるミス、損害の保証です。多くのメーカーが10年保証です。

自然災害保証

産業用太陽光発電は竜巻や台風等の自然災害でダメージを受ける場合があります。


メーカーによって保証内容は違いますが、台風、竜巻の保証があるかは確認をおすすめします。

【保険】

メーカー保証で補えないものは別途自己負担で「保険」に加入する必要があります。


家庭用太陽光発電(10kWh未満)のメーカー保証は手厚いものがありますが、産業用太陽光発電のメーカー保証はまだ手厚いとは言えない保証内容です。

保険に入らない方もいらっしゃいます。(私は最低限の保険に入ることをおすすめしますが)

保険料の相場

年間保険料の相場は、築年数・使用用途・種類によって変わってきますが、一般的に太陽光発電設備導入価格の年間1%~2%と言われています。
(0.5%程と言っているサイトもありますが、どんな保険かお聞きしたいです。)

1・火災保険

火災やその他の災害で実害があったものに対しての保険になります。

火災保険の事故の対象としては2種類。


1・火災・落雷・破裂・爆発・風災・雹(ひょう)災・雪災などの自然災害。


2・外部からの衝突・水漏れ・労働争議など・盗難・水災・電気的機械的事故・その他事故などの人為的事故あるいは不測かつ突発的事故。


通常の火災保険では、1番の自然災害しか対象では無いため、太陽光発電事業の場合『企業総合保険』に加入される方が多いです。


※これは加入しておくべきです。


保険金額の0.5%~3%まで保険屋さんや保証内容によって幅広いのが特徴です。


この保険に関しては、細かく保証内容を削っていけるものもありますが、パックになっていてあまり変更のきかないものもあります。


私は現実的に考えて、保険金額の1.5%前後の『企業総合保険』をおすすめしています。


近くに川や海がなければ水災は削る、車の通りが無い様な場合は外部からの衝突を削る等。


余分なものをそぎ落として1.5%程度まで持って行きましょう。

2・施設賠償保険

設備が竜巻や台風等で飛んで、人や物に損害を与えてしまった場合の保険です。


保険金額1億円で2万円/年

産業用太陽光発電の場合、パネルが吹き飛ぶ事故は下記理由以外で聞いたことがありません。


※だからと言って、入らなくても大丈夫と言っている訳ではありません。自己責任です・・


パネルが吹き飛ぶ原因は、

1・パネル設置角度の不備


2・架台等、設置工事全般の不備


3・住宅が倒壊するレベルの竜巻や台風


この3つです。

住宅用なら、『屋根の強度』も原因に加わってきます。

3・休業補償

不慮の事故等で発電業務が出来なくなった場合の休業保険になります。
保険金は一日1万円で最大1年。7000円/年 前後。

4・地震保険

保険金額の1%~1.5%が相場です。保険金額全額は保証されず、設備費用の1/3程が上限。

まとめ

この4つの保険で、1番は必ず加入して下さい。

問題は、下記3つです。


全ては保険の基本「自己責任」で選択していって下さい。


例えば4番目の地震保険に加入した場合、

1500万円の設備費用=保険金額 とした場合、年間20万円前後の保険料になります。


いざ地震が来て全壊しても保険金は500万円です。


3番の休業補償は比較的安いので、加入される方も多いです。


2番に加入されている方は半々くらいでしょうか。


1番は冒頭でもお伝えした通り加入せず、メーカー保証だけで発電している方もいらっしゃいます。


皆さん売電収入をなんとか上げようと、ソーラーパネルやパワーコンディショナーの性能を調べ、工事費用の安い販売店を探すなどされています。


せっかく効率の良い発電所を建設しても、高額な保険料を持っていかれるのではなんとも言えませんからね。


この、保険のメリットとデメリットは実際にいくつかの販売店でシュミレーションしてみるとよく分かります。


ひとつの販売店だけでは比較するものがありませんので、必ず複数の販売店の保険のシュミレーションを取り寄せてみましょう。

実際に保険のメリット・デメリットを見積もり依頼で検証して

みましょう。

エレクトロニクス

京セラ、住宅用太陽光発電システムの保証期間延長-

出力低下で交換「20年」

 京セラは住宅用太陽光発電システムの出力低下や故障、

自然災害による破損を修理する新しい保証サービスを始めた。


購入時に保証料を支払うと、一定以上出力が低下した

太陽光パネルを交換する保証期間を従来比2倍の20年に延長。


機器の故障と自然災害による破損への対応はそれぞれ従来の

10年から15年に延ばした。


 京セラは出力低下、故障、自然災害をひとくくりにした

「トリプル保証」の提供を始めた。出力低下、故障、

自然災害のいずれの要因についても10年の無償保証は継続する。

新サービスは購入時に保証料を支払うと保証期間を延長できる






料金はシステムの発電出力よって異なるが、住宅の屋根に多い

出力4キロ―4・9キロワットのシステムであれば3万7740円。


保証期間内は追加料金なしで何度でも修理や交換に応じる。

 出力保証は設置後10年までは81%まで、20年までは72%まで。


販売時に示した公称出力を基準として、それぞれの数値よりも

出力の低下がある場合に太陽光パネルを交換する。

故障は太陽光パネル、架台、パワーコンディショナー(電力調整装置)

などの機器が対象で期間は15年。

自然災害は台風や落雷、火災、洪水を想定し、期間は15年。


「とても手厚い保証内容となっていますね~」

太陽光発電見積もり先

太陽光発電を導入する時には必ず見積もり依頼されると思いますが、

見積もり依頼は、一社だけに行うと、失敗する確率が格段に

上がってしまいます。

比較する対象が何も無いからです。

気になるA社から見積もりを取り寄せても、B社、C社の方が安いかもしれませんし、A社が実は対応が悪い販売店で有名だった!なんて事にもなりかねません。

どんなメーカーにしようか、どの販売店へ頼もうかと考えていらっしゃる方は

純国産ブランド(株)エスパワーをお勧めいたしますが・・・


上記で述べた15年保証制度を導入していないのが気になるところです。
渡辺社長(≡^∇^≡)
恒に先を見据えている目先に何か見落としている事はありませんか?
産業用太陽光を導入しようと考えている方々はローンは15年で
メーカー保証10年では不安を払拭するには厳しいものがあります。
大半のメーカーが15年保証は有料ですが内容は各メーカーによって異なっています。
(株)エスパワーの太陽光発電も手厚い保証内容の取り組みを検討していただきたい。
顧客の満足を第一優先とし、他メーカーを寄せ付けない独自の
戦略で(株)エスパワーが更に発展していくことを望んでいます。
沖縄の友より~v(^-^)v


太陽光発電見積もり先