出典https://group.tyo.jp/works/2016/cm/005772.html

まさかこの言葉を自分が発するとは思っていませんでしたが
京都に行くことにしました。

下関から京都に行くには新幹線が一番便利です。
下関駅は新幹線が通ってないので最寄りの新幹線駅まで在来線で行かなければなりません。
ここで2つの駅の選択肢が出てきます。
新下関駅と小倉駅。
どちらも下関駅から2駅です。が、ほぼ間違いなく選ぶのは小倉です。
変な話ですが、一度九州に下ってからV字ターンするように京都に向かうのです。
理由は簡単で、『のぞみ』が止まるのは小倉だから。
新下関はこだまとかが大半なのであまり利用することはありません。

今回は小倉まで在来線で出て新幹線に乗り換えて京都まで。
ただ問題は京都駅から展示場である京都国立近代美術館までの道のりです。
前回の大阪行きの時は、知らない土地で在来線だの乗り換えだの嫌だからタクシー使っちゃえというノリだったのですが、
今回は違います。地下鉄使います。
なぜ京都だとそれができるのか。
それは京都の地理が碁盤目だからです。
嘘です。碁盤目と地下鉄は全然関係ないです。
今回はひとりで行くので何かトラブルがあって遅れたりしても誰も迷惑しないからです。

調べたところ京都駅から地下鉄烏丸線に乗って北に3駅行ったところで東西線に乗り換えて東にまた3駅。
『東山駅』で降りてから徒歩10分くらいで美術館です。
東山魁夷展が東山駅。覚えやすい。
調べている時点でわかっていたことですが今回は日帰りなので営業マンの出張でよくあるような、滞在時間より移動時間の方が長いパターンです。
もったいないとか言ってられないです。もし滞在時間の方を長くしようと思ったらそれこそ泊まりになります。

というわけで朝イチから出発。特に問題もなくちょうど正午頃に美術館に到着しました。



すぐそばに流れるのは鴨東運河(おうとううんが)。
右側に見える建物が京都国立近代美術館です。





看板出てます。


そして、一際目を引くのがこの


大鳥居。
この大鳥居のずっと奥に平安神宮があります。
鳥居の少し手前の左側にあるのが京都国立近代美術館です。
ありましたよ。代表作が使われた看板が。



書いてあるとおり、本当に『あお』の色使いがすばらしい画家なんですよね。
この看板はボックス型になっています。
側面はこんな感じ。



反対側



スマホでぱっと撮った程度の写真ですら色合いの素晴らしさがわかります。


そしていよいよ中に入るのですが、当然館内は撮影禁止です。
上の看板にもある海の絵。唐招提寺の『濤声』はやはり圧巻でした。L字型をしたこの作品はLの長辺部分で畳7枚分の長さがあります。
記念に買ったレターケース?で説明すると


この部分は作品全体の3分の1以下です。この右側にも左側にもまだまだ続きがあります。ですがこの部分だけで3m77cmあります。全体の長さは19m84cmです。
正直、本当に見ておいて良かったです。
美術館はすごい人だかりでしたが、この襖絵は皆が一番見たい作品だったのか、ものすごい人の数でした。

僕は当然往復して見ました。
そのほかの名作も筆使いまでわかる近さで見れるのでやっぱり実物はいいですね。でも一番良かったのはこの『濤声』です。


約1時間作品を見て回って帰りました。
移動時間 片道4時間x2 合計8時間
滞在時間1時間
総移動距離 往復約1000kmの旅でした。