高卒3年目の西武・羽田慎之介投手(20)がプロ初勝利をマーク。1−2の八回に4番手として登板し、1回を無安打無失点に抑えると、チームが九回に逆転して、勝利が転がり込んできた。「うれしくて涙が出た。両親や友達、いつも支えてくれた人に感謝したい」と歓喜に浸った。

東京・八王子学園八王子高から2021年ドラフト4位で入団。埼玉・所沢市出身で、小学6年時にライオンズジュニアでもプレーした。190㌢で最速156㌔を誇る左腕で先発の逸材として将来に期待がかかる。

チームの逆転勝利につながる好投を見せた羽田を、渡辺監督代行は「ポテンシャルが高い投手。将来的には当然、先発になる」と評価した。球場を去る際にはウイニングボールをしっかりと左手で握り「これは親にあげます」と笑顔で語った。


〜9/27付サンケイスポーツより抜粋〜