前回の受診から2週間後

 

(心拍確認ができて、母子手帳の許可も貰えるかも!)

なんてことを考えながらルンルンで産婦人科を受診

 

内診をしてもらいモニターを見ると

赤ちゃんの様子が前回と何も変わりがなく

前回より赤ちゃんの袋が小さくなっていました

 

(あぁ・・・だめだ・・・・・)

 

素人の私でも一瞬見ただけで分かる程、

赤ちゃんは育っていなかったのです

 

「今の段階では判断が出来ないので一週間後にもう一度診てみましょう」

と先生に言われ次回の予約を取りました

 

何事もなかったかのようにお会計を済ませ

車に乗り込み自分の運転で帰宅し

自宅の駐車場に着いた瞬間、抑えていた感情が溢れ出し

車の中で泣きました

電話に出るかもわからない仕事中の夫に電話し

病院での出来事を話しました

 

「もうだめだ」

と軽くパニックを起こしていた私に

「きっと大丈夫、一週間様子を見よう」

となんとか安心させようと夫も必死だったと思います

 

前回の受診から3日後

少量の出血があった為、産婦人科に行き内診をしてもらいましたが

前回となにも変わりはなく

「今できることは何もありません」

「やはり前回から一週間経たないと判断は出来ないからまた来てください」

と言われ先生に言われ大人しく帰宅しました

自宅に一人で居ても考えてしまうので

仕事をして気を紛らわしますが

ふとした瞬間に涙が・・・

ずーーーーっと辛かったです

 

前回の受診から4日後

前回の受診から出血が続いていた為

ある程度、心の準備はできていました

それでも僅かな期待を持ち、内診をしてもらいましたが

心拍確認ができず、胎嚢も小さくなっていた為

 

『稽留流産』

 

と診断されました

 

 

「次回妊娠しやすくする為にも手術をして

子宮を綺麗にした方がいい」

と先生に言われ

「一番早い日でお願いします」

と悩む暇もなく予約を取りました

 

(早くこの悪夢から解き放たれたい)

(できることは全て早く終わらせて次に進みたい)

赤ちゃんとのお別れの時間を設けず

こんな薄情な考えだったから

バチが当たったのかもしれませんね

(↑そんな理由で病気になる訳ないのに

今までの行動全てを紐づけて自分を責めてしまいます)

 

その時の私は粉々に砕け散ってしまいそうな程

常にギリギリの状態で泣くのを我慢していましたが

翌日には仕事へ行き、何事もなかったかのように

いつも通り過ごしました

何も考えないよういつも通り過ごして

何もなかったことにしたかったのかもしれません

それほど本当はすごく辛かったです

 

続く