エピソード1、2、3と中学受験をする勇者の子供たちが出てくる
エピソード1の子供は、最後の最後で父親の推していた学校ではなく、自分でランク下の中学に通うことを決めた
父親はいう、中学受験が終わってわかったこと、偏差値は嘘をつかない、親がいくら頑張って意味がない、素質のない子はそこそこの学校で満足するのが一番正しいのだと
最後の試験が終わったらこの子は父親に「もう遊べるよね」と走って公園に出かけたのだ
エピソード2の子供は、三冠確実で優秀で実力もあったが、最後の最後で家庭という足場がぐらついたのだ
中学受験の最上位クラスには発達障害と思しき子が多い
塾は頭のいい子には、授業料を半額にしたりで期待もする、それゆえ親子に対してのプレッシャーや罪悪感も大きいのだ
中学受験とはなんだろう、次男と違い、長男も長女も頭の出来は良くないが人としては幸せだ、子供の課題処理能力には個人差があり、人の何倍も努力しても無理なのだ
優秀な子供を持った親は、偏差値50すら取れない親は何をしているのか、その親を見下し、偏差値の高い低いで子供を値踏みし、その親まで評価していた
親は、塾にいい顔し優越感に浸り、子供の本心がわかっていなかった、それが子供を苦しめていた
エピソード3の子供の場合、長女の受験の手痛い失敗から、親が塾や学校をネームバリューで選ばず、親が情報を集め視野を広げ、子供の気持ちや本心を第一にしたのよかったのだろう
中学受験の成功は、家族にとっていい経験にできるかどうか、自分達家族の道のりが納得できるかどうかなのだ
学校名も実名だし、内容も実話だ、子供がいなくても楽しく読めるだろう
事実は小説よりも奇なりだ