脳内物質を使えば脳を最適化できる
脳を意図的に働かせるには、ドーパミン ノルアドレナリン アドレナリン セロトニン メラトニン アセチルコリン エンドルフィン
目的別に使うのが大事である。
ドーパミンは、報酬を貰うことで増える物質である。
ドーパミンを増やすには、新しい事にチャレンジしたり、ワクワクしたり、小さな達成感『マイルストーン』や短期的な目標をを設定する事が大切である。
ドーパミンは飽きっぽいので短期勝負が良い、現状維持やマンネリを嫌う。
より困難な目標にチャレンジしている時などは、ドーパミンが活性化するので、事務仕事をしている人はちょっとしたストレス、時間制限『タイムストレス』を与えると良いだろう。
また運動でもドーパミンが増えるので適度な運動をすると良い。
ノルアドレナリンは、戦うか逃げるかを瞬間的に判断する物質である。
ノルアドレナリンは瞬間的なストレス「例えば、学校でいきなり先生に指される」とか、そういう緊張感が走る時に放出される、叱られないために頑張るのがノルアドレナリンなのである。
ノルアドレナリンは慣れやすいので、長期的なことは不向きで短期が良い、締切間近の仕事の方がうまくいったりする時はノルアドレナリンを上手く使えた事になるだろう。
アドレナリンは、火事場の馬鹿力である。
ノルアドレナリンと似ているアドレナリンだが、似ていて当然で、脳や神経系を司るのはノルアドレナリン、身体の臓器を司るのはアドレナリンである。
アドレナリンは、かなり大きな声を出すことで放出される。しかし、過剰放出は心臓がバクバクして命に関わるので気をつけよう。
セロトニンは、脳を覚醒させ調整する。
日本人に少ないセロトニンだが、この物質の効果は偉大である。
セロトニンが不足するとイライラしたり、集中力が低下したり、向上心の低下や気分が落ち込んだりする。
セロトニンは、朝起きてからが一番多いので、面倒で頭を使う仕事はセロトニンの多い午前中にやるのが良いだろう。
たくさんのセロトニンを放出させるには、朝日を浴びたり、朝の散歩をするのが良い、歩きながらの仕事なども良い。
面白いところでは、映画を見て感動するとセロトニンは増える。
メラトニンは、睡眠 眠りを誘う物質。
睡眠不足は全ての脳機能を低下させる、メラトニンは午前2時3時の時間帯が一番多く出る。
メラトニンは光を嫌うので、部屋を真っ暗にして寝るのが良い。
メラトニンには、老化防止作用があり、抗酸化作用はビタミンEの2倍ある、病気の予防にもメラトニンは重要である。
セロトニンは朝の活動物質だが、夕方からはメラトニンが活動する。
アセチルコリンは、やる気やひらめきを与える物質である。
アセチルコリンはアルツハイマーと深い関係があり、アセチルコリンが高いと深い瞑想状態となりシータ波が出る。
新しい事をしたり、好奇心を持って取り組むとアセチルコリンの分泌が増える。
午前中はセロトニンやアミン系が優位なので、理論的な作業が勉強などが適しており、午後から夕方にかけては、アセチルコリンが優位になるので想像力が豊かになる。
タバコを吸うとアセチルコリンが減る。脳がタバコとアセチルコリンを誤認識してしまう。
レシチンを摂取することでアセチルコリンが増える(レシチンは、卵黄 豆腐 豆乳)などである。
エンドルフィンは、恍惚感、至福感、極限のパワーを出させ、強力な鎮痛作用がる。
エンドルフィンはモルヒネの6.5倍の鎮痛作用がある。エンドルフィンは脳内麻薬、自分で分泌するモルヒネである。
マラソンのランナーズハイ、これはまさにエンドルフィンの仕業であり、極限の苦痛から解放され恍惚感に変わる。
エンドルフィンは、すごく楽しいか、すごく苦痛かで放出される物質なのである。
好きな音楽、好きな香り、好きな食事、何かに集中することでもエンドルフィンは放出される。
まとめ
- 快刺激を受けると、ドーパミンとエンドルフィンが出る(これは、記憶力 学習力 想像力を高める)
- 不快刺激を受けると、ノルアドレナリンとアドレナリンが放出される(これは、瞬発力 集中力 火事場の馬鹿力が出る)
- メラトニンで熟眠し、午前中はセロトニンを活性化させ、昼はアドレナリンをバンバン出させ、夜はアドレナリンをオフにする。