決死の覚悟で、薄暗い急な階段を登る。
無事に降りて、帰ってこれるだろうか?
と、不安な気持ちを抱きながら。
 
骨折からなんとか4週間を持ち堪え、あと2〜3週間の
我慢であるところを「ご乱心!!」と、足は嘆いている。
 
 
 

しかし、久々の泡で、全ての不安が消えて行く。

がっついてしまったため、写真を撮る間がなかった💧

 

気を取り直して、2杯目の白ワイン。

”ウドと生ハムのマリネ”が来たタイミングも絶妙。

生ハムにメロンなんて甘っちょろい子供だましと

思わせる苦み走った大人のおつまみ。

 

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カウンターには、ピンクの小振りなシンビジウム。

安易に観葉植物を置かないところがセンスの良さを感じさせる。

品の良い華やかさを醸し出しているし、蘭の中でも

丈夫な花なので長く楽しませてくれるだろう。

店主のスマートさが伝わってくる。

(または、贈った人の)

 

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ここは、我が家の近所にある、落ち着いた隠れ家的bar。
19時のオープンからわずか1時間でカウンターは満席だし、
グループ客でテーブル席も埋まりつつある。
 
目的はひとつ。
焼売ーシュウマイーしゅうまい。
 
2日間のシュウマイ・ナイトだった。
最終日のこの日は、開店から1時間で完売してしまった。
天才料理人のminekoさんが腕をふるうシュウマイ。
いっぺんに3蒸籠頼んだずるい人もいたらしい。
 
今回は、2キロの豚肩ロースを手切りしたと言っていた。
なのに、私としたことが、あっという間に食べてしまって
またしても写真がないという失態。

 

 

男は黙ってマーライオン。
 
会食の帰りなどに、ひとりbarに寄るのはこの時間が必要
だからなのでしょう。

 

 
さらに白ワインをおかわりして、白菜の春巻きをいただく。
お醤油がいらないやつです。
シソが入った春巻きは私好みで、どストレート。

 

 
minekoさんがいる日は、女性客が多いらしい。
私のように、胃袋を掴まれてしまった人たち。
 
カウンターにある、ピンクのシンビジウムが語りかける。
花言葉は「飾らない心・上品な女性」
 

料理にはその人の品格が出る。

どういう食材を選び、どんなプロセスで作るのか。

雑な心が出ると一気に下品になる。

例えばそれは、ウケを狙うような自己主張や損得勘定、

めんどくさいという気持ちなど。

 

飾らない心が美味しい料理には欠かせない。

だから決して無理はしないし、2日間だけの

シュウマイナイトなのだ。

 

 

私も無理せず早めに退散。

ゆっくりと階段を降りた。

ひとりだったら来れなかったなとしみじみ思いながら。