あなたは最大限、その時のベストを尽くしてきたんだ
失敗したり
辛かったり
悔しかったり
哀しかったり
憎かったり…
そんな経験をしたことがあると
その過去を消し去りたくなることが
ありませんか？
私は37歳ころまではいつも
過去の自分のやりないしたいと
思っていました。
祖父（毒家族）から
単に帰りが遅くなっただけで
「お前ができないから居残りさせられたんだろ」と
嘲笑されたことも
母親から
「あなたがもっと痩せてればね」と
服を買いに行くたびにため息をつかれたことも
父親から
「なんだそりゃ」と
一生懸命、練習した太鼓を披露したときに
蔑まれたことも
営業成績が悪くて
逃げるように会社を辞めたことも
ぜんぶ、ぜんぶ
なかったったことにしたいと
思っていました。
むしろ、誰か
自分の存在を生まれる前から
消してくれないかな
と思っていました。
でも
どんなにひどい目にあったとしても
どんなに失敗したとしても
過去を否定してはいないのです。
なぜなら、過去の時間は
あなたの命そのものだから。
この世界は
自分が出したものが
自分に返ってきます。
自分を愛せば
愛が返ってきます。
自分を否定すれば
否定が返ってきます。
どうして人は
自分を否定してしまうのでしょう？
それは、過去よりも成長した自分から
過去の自分を見て
もっとこうできたはず
もっとああできたはず
と、ダメ出しをしてしまうから。
確かに「今」から思えば
もっと努力できたことは
あったかもしれません。
でも、あなたは、
そのつらかったとき
いい加減に生きていましたか？
その失敗したとき
手を抜いていましたか？
その消してしまいたい経験をしたとき
適当に生きていましたか？
違いますよね？
その時の自分なりに
精一杯、生きていましたよね？
その時の自分にできる中で
最善だと思える方法を
選択しましたよね？
そう。
誰だって
毎瞬
ベストを尽くして
生きているのです。
だから、その懸命に生きた自分を
否定することは辞めませんか？
誰だって完璧には生きられません。
それを許しませんか？
あなたはこれまでの人生
いつもベストを尽くしてきた
それだけで良いじゃないですか。
それだけ頑張ってきた
それで良いじゃないですか。
その頑張りを
もう
認めませんか？
その自分の頑張りを認めたとき
きっとあなたの世界は変わります。
なぜなら、この世界は
自分が出したものが返ってくるから。
あなたが自分を認めれば
あなたを認める世界が返ってきます。
必ずです。