ワゴン来て富士山お供のカフェタイム | さきた☆たまきのラウンドハウス・第二機関区(アメブロ版)

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管理人の好きな鉄道や旅、その他近況などを気ままに綴るブログです。

 直近で、東海道新幹線に乗ったのっていつだっただろう?…確か、ここ10年くらいは西方面の旅にはご無沙汰で、新幹線の乗車もJR東日本の路線にとどまっています。

 車両的にはN700系に統一されてしまったので、正直なところ、あまり面白味はなくて…。しかし、東海道新幹線は私の鉄旅の原点、それを抜きにしても、東京駅のホームに立てば、高揚した気分になれると思います。

 そういえば、JR東海編成の車内チャイムが変わったんですよね。7月でしたか…、新しい曲自体は春前からCMでさかんに流れていて、耳慣れましたが、タイトルは知らないんです。
 前の「♪アンビシャスジャパン」は原曲はアップテンポだったのが、チャイムで聞くとなにかさみしげな印象でした。一方新しい曲のチャイムはどんな感じになっているのでしょうか…?まあいまだから、ネットで検索をかければいくらでも出てくるのでしょうけども…。

 また変わったといえば、先月末で車内販売がなくなったこと…これは大きいですね。(ちなみに「こだま」はすでに2012年3月で終了している)
 理由は人員不足、コロナ禍が大きく影響したのはいうまでもないでしょうが。ただ、コロナ前から売り上げが低迷していて、それに人員不足が追い打ちをかけたのではないのかなと思います。

 在来線特急ではここ10年くらいで車販がなくなっているし(一部をのぞいて)、新幹線も東日本では、列車や区間を限ったり、品物を絞ったりという縮小営業になっています。ひょっとして最後に残る牙城?は観光列車か、東海道筋の新幹線か…と思っていたら……、寝耳に水でしたね。
 あ、新大阪から向こうはいまのところは車販はあるようですが…、やはり現状は同じみたいで、山陽筋もそう遠くない将来に廃止の方向のようです。

 そうそ、東海道新幹線の車販がなくなるというニュースが流れたとき、スゴイカタイアイスの話題が上がりましたね。…すなわち、販売されていたスジャータのバニラカップアイス。出したてはカチカチに凍っていて、食べ始めるときに苦労する人も多かったらしいです。
 じつはこれ私はあまり買っていないんです。アイスクリームはバニラは定番すぎて…、抹茶かチョコの選択肢があったらべつだったかもしれませんけどね。

 

ある年末に乗った際、コーヒーを買ったら、割引券をもらった。結局使わずじまいでしたが。

 

 私がよく買ったのは、ポットサービスのドリップコーヒーでした。ただ、鉄旅をし始めた頃はさほどコーヒー党ではなかったので、途中からだったと思います。
 駅弁の購入は東海道筋の新幹線ではしなかったかな~?サンドイッチくらいだったか。沿線のお土産なども積んでいて、なぜか「安倍川もちはいかがですか~」という販売員さんのフレーズが記憶に残っています。…あ、車内じゃ土産品は買い求めなかったけど。例えば関西に行ったのに、静岡の銘菓を持って帰ったらおかしいですからね。…ん?アリバイ作りに購入する人もいたかな~? !(^^;

 車販がなくなったあとはグリーン車のお客なら『モバイルオーダーサービス』で頼めば飲みもの、食事など席まで届けてくれるとのこと。また、人気の高かったドリップコーヒーやスジャータのバニラアイスはのぞみ停車駅に自販機を設けているとのことです。
 なににせよ、車販ワゴンの行き交っていた頃の東海道新幹線を知っている者にとってはさみしい限り。乗って不便というよりは物足りなさを感じそうです。なぜならば、あれが鉄旅のバックグラウンドのひとつだったようなものなので。

 ……つぎに車販が『来た』とき、コーヒーを買おうかなと思い、車窓に目を移ししばし。ワゴンが客室に入るガタンという音に振り返って、おサイフを取り出すのです。だけど、ほかの席からも声がかかり、それなりに待つこともありましたけど。

 「ミルクとお砂糖はどうしますか…?」

 「あついのでお気をつけください」
 定番だけど、販売員さんからかけられる言葉は、いま振り返ると少しこそばゆかったなと思います。背面テーブルに置かれるカップ、漂うコーヒーの香り…。そんなのも、富士山の車窓がご自慢の新幹線ではすでに思い出なんです、ね……。

 

★写真…2009.12@東海道新幹線車内