先日、近所の図書館へ本の返却に
行った折、面白そうな本が新着の
コーナーにあった。
「晴明の事件帖」。
新着といっても、2年以上前の本
だけど、図書館に届いたのが最近
だから新着なのだ。
中に安倍晴明と藤原実資の容姿の
説明があった。
・藤原実資は晴れやかな顔をして
いた。
・色白で聡明そうな目元。
・額から頬、顎までの線が整って
いた。
・目の光り方、口元の締り具合。
わたしの中で今や藤原実資といえば
ロバートの秋山君以外は浮かばない。
藤原小野宮流の当主の実資。
実資は日記「小右記」に日常を
こと細かく記している。
・鼻くそのような女との縁談あり。
・殿上において暑さに堪えきれずに
氷水を飲んだ。(氷があったのに驚く)
・自邸に蜂が巣を作ったので蜂蜜を
採集した。(蜂蜜採集までやってた)
・藤原忠国という大食いで評判の男を
召して、飯6升を食べさせた。
秋山実資だったらやってるところが
全部目に浮かぶ。(蜂蜜採集は家人に
やらせたんだろうが)
秋山実資なら色々やってそうだ。
そして、晴明といえば野村萬斎氏。
ユースケ・サンタマリア氏には何の
罪もないが、絶対に彼じゃない。
本に書かれた容姿もぴったり一致。
・実資同様に色白だが、肌の白さは
氷雪のように冷たく美しく神秘的。
・切れ長の目はいつも涼し気。
・端正な顔立ちは現世(うつしよ)から
違う所に心があるような。
晴明はこれですって。
もっとも、今回の大河で、きら星の
ごとくイケメンが勢揃いしている中で
安倍晴明まで美しかったら、収拾が
つかなくなるだろうからね。
わかるわかる。
BOOKOFFが閉店していたので
ちょっとやさぐれていたが、
実資の容姿云々は置いといて、
「晴明の事件帖」は物語として
とても面白くて満足しました。